この記事を読めばLoLのチャンピオン「バード」がなぜ特定の声優を持たないのか、そして各言語版での扱いについて完全にわかります。
バードは他のほぼすべてのチャンピオンと違って人間の声優が存在しない特殊なキャラクターです。
これを知らずに「バードの声優を調べたいのに全然出てこない…」と混乱しているLoLプレイヤーは意外とけっこう多いんじゃないかと思っていて、この記事ではその理由を丁寧に解説します。
バードに声優がいない理由
声はすべて「人工的に生成」されている
バードのボイスラインは人間の声優によって収録されたものではなく、音声的に人工合成されたものです。
LoLのWikiやゲーム内クレジットでは、バードのボイス担当として「N/A;Utora、Sebastien'Chemicalseb'Najand」と記載されていて、これはいわゆる「キャスト:なし(クレジットなし)」に相当するものなんですよね。
ちなみにUtora(Utoraとも表記)はRiot Gamesのサウンドチームのメンバー、Sebastien Najandは同社のコンポーザー(作曲家)です。
このふたりが協力してバードの「ぼわんぼわん」とした独特のサウンドを設計したと考えられています。
Sebastien Najandって何者?
Sebastien NajandはRiot Gamesのプリンシパルコンポーザー(主席作曲家)です。
LoLの歴代楽曲に数多く関わっていて、たとえば「Legends Never Die」「GODS」「POP/STARS」などのプロデュースにも携わった人物ですね。
彼がバードの音声制作に関わっているということはバードのボイスが「会話のためのセリフ」というより、音楽的なサウンドデザインの延長として設計されていることを示しています。
あれって確かに普通のチャンピオンの「掛け声」というより、音楽みたいに聞こえますよね。
日本語版のバードは?
日本語版にも専属声優はいない
2019年のLoL10周年を機にRiot Gamesは日本語ローカライズとして多くのチャンピオンに豪華な声優陣をキャスティングしました。
たとえばアッシュには井上喜久子さん、ハイマーディンガーには花江夏樹さんが担当するなど、その顔ぶれはかなり豪華でした。
ところがバードについては日本語版でもグローバル版(英語版)と同じボイスがそのまま使用されています。
「バード:(グローバルで共通)」とゲームスパークの記事でも明記されていますね。
つまり日本語でプレイしていても、バードのサウンドはどのリージョンでも変わらないということです。

なぜ日本語版でも共通なのか
私の見立てでは。バードのボイスは「言語を持たない存在」というキャラクター設定と一致させるための意図的なデザインなんじゃないかな、という気がします。
公式からの明確な説明は確認できていないのですが、バードという存在が「星の彼方からきた神秘的な旅人」として描かれているため、特定の言語で喋らせることがキャラクター性を損なう、という判断がRiotにはあったのかもしれません。
英語版のクレジット表記について
「声優」ではなく「サウンドデザイナー」扱い
英語コミュニティでもバードの声優については長年謎扱いされていて、YouTubeのチャンピオン声優解説動画の中でも
「バードの声優は存在しない。なぜならすべてのセリフはRiotのコンポーザーであるSebastienと、音声担当のUtoraによって人工的に生成されているから」
とはっきり紹介されているほどです。
海外のLoL情報サイトが掲載している英語チャンピオン声優一覧でも、バードの欄にはいかなる声優名も記載されていません。
正式なクレジットとして名前が残っているのはあくまでサウンドチームのスタッフであって一般的な意味の「声優(Voice Actor)」ではない、というわけです。
韓国語版のバードは?
韓国語版も同じサウンドを使用
韓国語版のナムウィキでも、バードの特性として専属の声優名は記載されておらず、韓国語サーバーでも他のリージョンと同じ人工合成ボイスが採用されています。
ただ一部のイベント系コンテンツやショートアニメーション等では韓国語声優がついているチャンピオンもいるため(例:ショートアニメ「Bard:Mountain」に登場する村人のセリフを担当した最낙윤という声優がクレジットされているケースも確認できました)、
バード本体ではなくそのような周辺コンテンツ内のキャラクターに声がついている場合もあります。
各言語版で声が変わるチャンピオンとの違い
たとえば多くのチャンピオンは日本語版、韓国語版、英語版でそれぞれ異なる声優が担当しています。
ところがバードはすべての言語圏で完全に同一のサウンドです。
この一貫性こそが「言語を超えた存在」としてのバードらしさを体現しているとも言えて、そこは個人的に面白いポイントだなと感じています😊
バードのボイスの特徴と背景
「ぼわん音」の正体
バードが発するあのユニークな「ぼわん」「ふわん」という音は一般的な「音声合成ソフトで作ったセリフ」でもなく、当然ながら人間が発声したものでもありません。
サウンドデザインのレイヤーを重ねて生成されたサウンドエフェクトの集合体で、チャンピオンのアビリティや感情に応じてリアクションするように設計されています。
要するにバードは言葉を話しているのではなく、宇宙の音楽を奏でている。という設定に沿った演出なんですよね。なんか。詩的だなって思います。
スキンがあっても声は変わらない
バードにはユニークなスキンが複数存在しますがレジェンダリースキン以上でも声優による別ボイスが設定されているわけではないため、他チャンピオンのようにスキンごとに担当声優が変わるという情報はありません。
これはバードのサウンドがキャラクターの根幹に紐づいていて、代替が難しい設計になっているからだと思われます。
まとめ
- バードには人間の声優が存在しない。ボイスはRiot Gamesのコンポーザー・Sebastien Najandとサウンドスタッフによって人工合成されたものです
- 日本語版・英語版・韓国語版のすべてで同一のサウンドが使用されており、言語別の声優はいません
- バードのキャラクター設定(言語を超えた宇宙的存在)と、声のデザインは意図的に一致させられていると考えられています
- 周辺コンテンツ(ショートアニメなど)では一部の言語圏でナレーターや周辺キャラクターに声優がついているケースもありますが、バード本体のボイスには変更はありません
- Sebastien NajandはLoLの「GODS」「Legends Never Die」「POP/STARS」なども手がけた著名なコンポーザーで、バードの音声はそのサウンドデザインの一環として生まれました
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