League of LegendsはMOBA「マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ(Multiplayer Online Battle Arena)」というゲームジャンルで日本ではあまりなじみの少ないジャンルのゲームです。
MOBAは2チームに分かれて敵の本拠地を破壊すると勝ちという至ってシンプルなルールです。しかし5人で協力し、アイテムや経験値などの有利を少しづつ広げないと勝つことができません。
5人で協力するとは言っても最初はマップのトップレーン(上の道)に1人、ミッドレーン(真ん中の道)に1人、ボットレーン(下の道)に2人、ジャングル(他レーンの道、本拠地以外)に1人分かれてゲームをすすめます。
始めに言っておきますがどのレーンも対面の相手との実力差が必ず試合に影響しますので初心者向けのレーンはありません。対面の相手のほうが上手ければ負けてしまいます。(他の味方が勝っていれば勝つ可能性もある)
なので全部のレーンの役割を理解し味方のやりたい動きを理解し協力する必要があります。(最初から全部おぼえることはむりなので少しづつプレイしながら覚えましょう)
この記事では各レーンの役割や特徴を解説していきます。
トップレーンの特徴、役割
トップレーンの特徴
トップレーンはソロレーンとなっており、対面と1対1を主に行うレーンです。孤立しているので序盤、中盤とずっと1対1を行っている割合が他のレーンより多くなります。(※相手の他のレーナーが介入してくることはあります。)
主に使われるチャンピオンはタンク、ファイターです。マークスマンやメイジも使われたりする場合がありますが上級者向けですので割愛します。
タンクはレーン戦中にしっかりと耐えてアイテムを完成させることで頑丈になりますのでレーン戦が終わった後の集団戦で相手のダメージやCCを受けて味方を守りながら戦います。
ファイターは敵と1対1が得意なので積極的に戦闘し勝つことで有利を広げて1対1では相手に何も出来ないような状況を作りだします。
トップレーンの役割
トップレーンではゲーム序盤~中盤は対面と1対1を行いながらトップジャングル内に湧くヴォイドグラブやリフトヘラルドの管理を行います。ヴォイドグラブやリフトヘラルドを獲得できると相手のタワーに追加ダメージを与えたりできるようになるので相手チームとの有利を広げることが出来ます。
ゲーム終盤ではのサイドレーン(トップレーンまたはボットレーン)のミニオン管理を行います。
基本的にサイドレーンにいることが多いのでサモナースペルはテレポートを持つことが多く、ドラゴンやバロンを獲得するための集団戦に素早く寄ることができるようにします。タンクは基本テレポートを持ちます。
サモナースペルにイグナイトを持つ場合は1対1で確実に相手を倒して有利を広げることができる場合です。ファイター系のチャンピオン等を使っている時に相手に勝つ自信があればイグナイトを持ちます。
イグナイトを持っていて、もし対面の相手に負けた場合はテレポートがなくレーンに素早く復帰できないことから、ミニオンの経験値やCSを失ってしまい集団戦にも寄りづらく絶望的になってしまうのでイグナイトは初心者にはおすすめできません。
トップレーンでよく使われるチャンピオンの例
ファイター
- エイトロックス
- モルデカイザー
- ダリウス
- レネクトン
- ガレン
タンク
- スカーナー
- カ・サンテ
- オーン
- シェン
- サイオン
ジャングルの特徴、役割
ジャングルの特徴
ジャングルはジャングル内に湧いたモンスターを倒しながら各レーンにガンク(奇襲)していくという特殊なものとなっています。
マップ全体に影響力を与えることができるレーンと言えます。
サモナースペルはスマイトが必須となっています。ジャングラーはジャングル専用のアイテムを最初に購入する必要があるのですが、スマイトにしておかないとジャングル専用のアイテムが買えないのでジャングルを回れなくなります。(ジャングルモンスターを狩るのが非常に困難な上、経験値も少なくなるので積む)
ジャングルの役割
相手とのレーン戦がないので味方レーンのミニオン状況の確認、相手や味方の体力状況の確認、相手のジャングラーの位置を予測または発見し適切にガンクしたりドラゴンなどのオブジェクトをとっていきます。
ジャングルでよく使われるチャンピオンの例
- ヴィエゴ
- ダイアナ
- カジックス
- マスター・イー
- スカーナー
ミッドレーンの特徴、役割
ミッドレーンの特徴
トップレーンはソロレーンとなっており、対面と1対1を主に行うレーンですがトップとは異なりトップサイドやボットサイドに寄りやすいという特徴があります。
マップ全体に影響力を与えることができる点ではジャングラーと同じですが、対面と1対1をしながらとなるので比較的難しいレーンだと個人的に思います。
他のレーンに寄りやすいというのはメリットにもなりますが、トップレーンやボットレーンと違いトップサイド、ボットサイドの複数箇所から敵にガンクされる可能性があるので危険性もより高くなるということです。
なので相手のジャングラーの位置や各レーンのチャンピオンの位置を常に意識しておく必要があります。
主に使われるチャンピオンはメイジ、アサシンとなっています。
メイジは魔法ダメージを主体するチャンピオンでアイテムが完成したりスキルレベルがあがると離れた位置から安全にミニオンを倒すことができます。集団戦では相手の柔らかいチャンピオンにバーストダメージを叩き込みます。
アサシンは機動力が高く相手の柔らかいチャンピオンを奇襲するのが得意なチャンピオンです。序盤のレーン戦がきついかわりに耐えることができると、孤立している相手の柔らかいチャンピオンにバレないよう近づければ即倒すことが出来ます。
ミッドレーンの役割
ミッドレーンではゲーム序盤~中盤は対面と1対1を行いながらトップジャングル内に湧くヴォイドグラブやリフトヘラルドの管理や、ボットサイドに湧くドラゴンの管理を行います。
ヴォイドグラブは相手のタワーに追加ダメージを与え、ドラゴンは味方にダメージアップ、移動速度アップなどのバフを獲得することができるので非常に大事です。
ゲーム終盤ではのサイドレーン(トップレーンまたはボットレーン)のミニオン管理を行います。
マップ全体に影響力を与えるために基本的にサモナースペルはテレポートを持つことが多いです。1対1が強いチャンピオンだったり、相手に勝つ自身がある場合はイグナイトを持つこともあります。
ミッドレーンでよく使われるチャンピオンの例
メイジ
- アーリ
- フェイ
- サイラス
- オレリオン・ソル
- ベイガー
アサシン
- ゼド
- アカリ
- カタリナ
- フィズ
- タロン
ボットレーン(ADC)の特徴、役割
ボットレーン(ADC)の特徴
ボットレーン(ADC)は基本的にAA(オートアタック)主体で攻撃してダメージを出していくチャンピオンを使います。非常に体力が低く脆いですが攻撃をし続けることができると圧倒的なDPSでダーメージを出すことが出来ます。
序盤は非常に弱くサポートに支援してもらいながらファームしていきます。
主に使われるチャンピオンはマークスマンです。たまにメイジチャンピオンやファイターが使われることもありますが他のレーンがが全員ADダメージだったりマークスマンが多い場合など特殊な状況の時なので初心者は考えなくても良いでしょう。
集団戦ではデスしないように相手に攻撃するように立ち回ることができれば1番ダメージを出すことができるロマンあるレーンです。
ボットレーン(ADC)の役割
ADCはDPSが高いのでドラゴンやタワーなどのオブジェクトを取る際に非常に重要な存在となっています。
序盤から中盤では対面に勝っているとジャングラーと一緒にドラゴンに寄ることができやすくなりドラゴンを倒すことバフを得ることができるので有利を広げることが出来ます。
中盤~終盤ではミッドレーンに行き、ミッドレーナーとローテーションします。大体目安としてはファーストタワーを折るか折られたタイミングです。
トップサイドのバロンナッシャーやボットサイドのドラゴンといったオブジェクトにすぐに寄れるようにするためです。
集団戦やオブジェクトを獲得する際に1番のダメージ源となる大事なレーンのため、立ち位置や操作がとても難しいです。
ボットレーン(ADC)でよく使われるチャンピオンの例
- ジンクス
- カイ=サ
- ジン
- ルシアン
- エズリアル
ボットレーン(サポート)の特徴、役割
ボットレーン(サポート)の特徴
ボットレーン(サポート)は味方を助けながらも、ワードを置いて視界をとったり相手のワードを破壊して視界を奪ったりしてチーム全体の支援をします。
サポートはサポートアイテムを購入する必要があります。サポートアイテムを購入することによってファームをしなくてもゴールドを獲得することができ、アイテムがレベルアップするとワードをたくさん置くことができるようになります。
主に使われるチャンピオンはエンチャンター、キャッチャー、タンク、メイジです。
エンチャンターは回復やシールドを付与できることで、サポートといえばこれという感じです。
キャッチャーは射程が長いCCを持っていて相手を捕まえることができます。
タンクは耐久力が高く相手のCCをADCの代わりに受けたり、相手の妨害をすることができます。
メイジは基本的に魔法ダメージをだすことができCCもあることが多いです。CCが少ないチャンピオンの場合ADCを使っているプレイヤーからはあまり好まれません。
ボットレーン(サポート)の役割
サポートは基本的にADCがしっかりとファームすることができるように助けます。
レーン戦では相手のジャングラーなどにガンクされないようにワードを置いたりしてガンクの回避をします。
序盤にタワー下まで押し込まれているときは攻撃速度や攻撃力の問題でADCが取れないCSがあるのでミニオンに攻撃して体力調整を行いADCがCSを取れるようにサポートします。
序盤~中盤のレーン戦中にリコールした後は相手のトップやミッドレーンにガンクできそうならしたり、ヴォイドグラブなどがとれそうなら寄ったりしてオブジェクト獲得の可能性を高めます。
終盤では味方といっしょにミッドレーンを押し込みドラゴンやバロンなどの取りたいオブジェクトの周辺や相手ジャングル内にワードを置きに行き視界のコントロールをします。
集団戦では味方のADCが倒されないように守ることを意識します。CCなどの行動妨害系のスキルは味方のADCを守るために使いましょう。(味方が倒されない状況とわかっているならガンガン責めにスキルを使ってもOK)
ボットレーン(サポート)でよく使われるチャンピオンの例
エンチャンター
- ジャンナ
- ルル
- ナミ
- ミリオ
- ソラカ
キャッチャー
- ブリッツクランク
- ラカン
- ノーチラス
- スレッシュ
タンク
- アリスター
- レル
- ブラウム
- レオナ
メイジ
- ザイラ
- セラフィーン
- ブランド
- ゼラス