韓国のバラエティ番組やSNSを見ていると、たまに「모쏠(モソル)」という文字が目に入ってきませんか。字面だけだと何のことか全然わからないですよね。
この記事を読めば모쏠(モソル)の意味や語源、そして実際の使い方まで、まるっと理解できます。
모쏠(モソル)って一体どういう意味なの
まず結論からいうと、모쏠(モソル)は「生まれてから一度も恋愛経験がない人」を指す韓国語のネットスラングです。
ちょっと切ない響きの言葉ですが、実際はそこまで深刻に使われていないことが多いんですよね。
元の言葉は모태솔로という長い表現
모쏠(モソル)のもとになっているのは「모태솔로」という言葉です。
모태(モテ)は「母胎」つまりお母さんのお腹の中という意味で、솔로(ソルロ)は英語のsoloがそのまま韓国語に取り込まれた単語なんです。
つまり모태솔로を直訳すると「母親のお腹にいたときからずっと一人」というニュアンスになります。
生まれる前からソロだった、というちょっとユーモラスな比喩なんですね。
모솔と모쏠、実は発音の違いだけ
모태솔로を短くすると「모솔」になりますが、実際に発音すると濃音化という現象が起きて「モッソル」に近い音になります。
その音をそのまま文字にしたのが「모쏠」なんです。
なので모솔と모쏠は意味としてはまったく同じで、書き言葉としてどちらを使うかは個人の好みや世代によるところが大きいと思います。
SNSでは모쏠のほうがカジュアルで若い印象を持たれることが多い気がしますね。
모쏠(モソル)が生まれた背景をちょっと深掘り
この言葉がどこから来てどうやって広まったのかを知っておくと、使うときの安心感が違ってきます。
母胎(모태)ってそもそも何のこと
모태という漢字語は「母」と「胎」を組み合わせたもので、日本語の「母胎」とほぼ同じ意味です。
韓国語では固有語の「엄마배속(お母さんのお腹の中)」よりも硬い響きになるので、あえてそこにユーモアを乗せている感じがします。
個人的には、この言葉選びのセンスが面白いなと思いました。
SNSやテレビ番組で広がった経緯
모쏠が一般的に使われ始めたのは2010年代前半あたりからで、恋愛リアリティ番組やアイドルのバラエティで頻繁にテロップとして使われたことが広がりのきっかけだったようです。
最近では「나는솔로」という恋愛番組でも모태솔로が話題になっていて、番組内では
「진정한사랑을한번도못해본사람
(本当の愛を一度も経験していない人)」
という定義が示されたこともあります。
ここまで来ると、ただの恋人の有無だけじゃなく、恋愛の質まで問われるようになっているんだなと感じます。
모쏠(モソル)の具体的な使い方【例文つき】
言葉の意味がわかっても、実際にどう使うのかが一番気になるところですよね。
友達同士でツッコミとして使うケース
一番よく見かけるのは、友達がずっと恋人がいないことに対して軽くツッコむパターンです。
例文
너아직도모쏠이야?(あなた、まだ모쏠なの?)
진짜믿기지않아!(本当に信じられない!)
こんな感じで深刻な意味ではなく軽い会話のネタとして使われることが多いです。
自分で自虐的に使うケース
自分自身のことを모쏠と呼ぶ使い方もかなり多いんですよね。
例文
나아직도모쏠이야(私、まだ모쏠なんだ)
これは自虐ネタとして言うケースがほとんどで、深く気にしてほしくないという空気で使われることが多い印象です。
모쏠(モソル)かどうかの基準は人によって全然違う
実はここが一番ややこしいポイントです。모쏠の定義、みんな同じだと思っていませんか。
厳しめの基準と緩めの基準
韓国語版ウィキペディアによると、모태솔로の基準には大きく三つの考え方があるとされています。
- 厳しい基準
썸(気になる関係)を含めて一切の恋愛的な交流がない人 - 一般的な基準
썸の経験はあっても正式に付き合ったことがない人 - 主観的な基準
キスをしたことがない、または交際期間が100日未満なら모태솔로とみなす人
こうして見ると모쏠って結構ふわっとした概念なんだなと思います。
テレビ番組「나는솔로」が示した定義
先ほど触れた恋愛番組では「本当の愛を経験していない人」という、かなり抽象的な定義が使われていました。
街頭インタビューでは
「付き合って一週間経ってからキスするのが普通」
という意見や
「交際期間3か月未満なら모태솔로」
という意見まで出ていて正直これは統一できないだろうなという感じがします。
実際どのくらいの割合の人が모쏠なの
気になる数字の部分にも触れておきますね。
調査データから見る年代別の数字
2023年に韓国の調査会社PMIが20歳から69歳の男女3000人を対象に行った調査では、「恋愛経験が一度もない」と答えた人が全体の18.3%だったそうです。
年代別に見ると20代が21.2%、30代が16.0%、40代が15.5%という結果で、若い世代のほうが모태솔로の割合が高いという結果になっています。
この結果、ちょっと意外じゃないですか。
年齢が上がるほど모태솔로率が下がっていくというのは、時間が経つほど誰かと出会う機会が増えるからかもしれないですね。
個人的に感じる肌感とのギャップ
これはあくまで肌感で言うところですが、韓国の男子学生コミュニティのネット掲示板を見ていると「男性の基準で見た모태솔로等級表」みたいなものが結構出回っていて、20歳以前だと80%が모태솔로、34歳以降だと0~5%まで下がるという内容が書かれていました。
ただこれはあくまで匿名掲示板の投稿者の個人的な感覚であって、学術的な根拠があるものではないので、参考程度に留めておくのがいいと思います。
모쏠に対する韓国での受け止め方
最後に実際に使うときのニュアンスについても触れておきますね。
冗談として使われる場合が多い
모쏠は基本的にはネガティブな意味を持つ言葉ではあるものの、日常会話では軽い冗談として使われることが多いです。
友達同士のいじり合いの中で自然に出てくる言葉、というイメージが近いと思います。
使うときに気をつけたいこと
とはいえ、相手によっては모태솔로であることを気にしていたり、コンプレックスに感じていたりする場合もあります。
仲の良い間柄でも、初対面や関係が浅い人に対して不用意に使うのはあまりおすすめしません。
だって、言葉自体は軽くても受け取る側の気持ちまでは軽くないケースもありますよね。相手の表情や関係性を見ながら使うのが、やっぱり一番安全だと思います。
まとめ
- 모쏠は모태솔로(母胎ソロ)の略語で「生まれてから一度も恋愛経験がない人」を指す
- 모솔と모쏠は同じ意味で、모쏠は発音をそのまま文字にした表記
- 使うときは自虐ネタや友達同士のツッコミとして使われることが多い
- 모태솔로の基準は厳しめから緩めまで人によってかなり幅がある
- 韓国の調査では全体の18.3%が恋愛経験なしと回答している

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