この記事では、League of Legends(LoL)でのAOEスキルの意味や特徴、種類、そして効果的な対処法を詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、以下の情報を得ることができます。
- AOEスキルの9つの種類とその特徴
- 各タイプのAOEスキルに対する効果的な対処法
- チームファイトでのAOEスキルの影響を最小限に抑える戦略
- 視界コントロールやアイテム選択によるAOE対策
これらの知識を身につけることによってAOEスキルへの対応力が格段に向上し、ゲームの勝率アップにつながります。
適切な位置取りや視界コントロール、アイテム選択など、具体的な対策を学ぶことができれば以前は苦手だったAOEスキルを持つチャンピオンにも自信を持って対面できるようになるでしょう。
この記事を読まずにプレイを続けると、AOEスキルに翻弄され続けてしまいチームファイトでの貢献度が低下してしまう可能性があります。ランクアップの機会を逃すことにもなりかねません。
この記事を通してAOEに関する知識をつけてしっかり理解しておきましょう。
AOEとは
AOEとは、Area of Effect(効果範囲、攻撃範囲)の略称で、League of Legendsにおいて複数のチャンピオンに同時にダメージを与えたり効果を及ぼしたりするスキルや能力のことを言います。
AOEは、チームファイトやオブジェクトの取り合いにおいてとても重要な役割を果たします。
AOEスキルの特徴
複数のターゲットに同時にダメージを与える
AOE(Area of Effect)スキルの最大の特徴は、一度の使用で複数の敵に影響を与えられることです。これにより、効率的なダメージ配分が可能となるのでチームファイトでの影響力が大幅に向上します。
地形を活かした戦略的使用
AOEスキルはジャングルや狭い通路など、地形が制限された場所で特に効果を発揮します。例を挙げると、ドラゴンやバロンなどの目標周辺での戦闘時に、AOEスキルを使用することで大きな優位を得ることができます。
チームファイトでの圧倒的な存在感
AOEスキルを多く持つチャンピオンは、チームファイトにおいてとても強力です。例を挙げると、ランブルのアルティメットスキルやリサンドラのスキルセットは、敵チーム全体に大きなダメージを与えることができます。
攻めにも守りにも使える
AOEスキルは、状況に応じて攻撃的にも防御的にも使用できる柔軟性があります。例を挙げると、リサンドラのアルティメットは敵を倒すため使ったり自身を守るためにも使用することが可能となります。
AOEスキルの種類
AOEスキルは、ゲームプレイに大きな影響を与える大事な要素なので、その種類と特徴を理解するこよって戦略の幅が大きく向上します。
グラウンド型AOE
グラウンド型AOEは、地面上に効果領域を作り出すスキルです。このタイプのスキルは、特定のエリアを長時間支配し、敵の動きを制限したり予測しやすくする効果があります。
代表的な例
- アニビアのR「ブリザード」
- ガングプランクのE「火薬樽」
- ジンクスのE「パックンチョッパー!」
グラウンド型AOEの特徴
- 持続的な効果を与えられる
- エリアコントロールに優れている
- 敵の動きを予測しやすくなる
- オブジェクト(ドラゴンやバロンなど)の周辺での戦闘で特に有効
グラウンド型AOEの活用法
- レーン戦でのゾーニング
- ジャングルの狭い通路での待ち伏せ
- チームファイトでの陣形崩し
このタイプのスキルは、適切に配置することで敵チームの動きを大きく制限できるので有利な戦況を作り出すことが可能となります。
インスタント型AOE
インスタント型AOEは即座に効果を発揮するスキルです。瞬間的に広範囲にダメージを与えたり、CCを付与したりすることができます。
代表的な例
- アニーのR「やっちゃえ!ティバーズ!」
- マルザハールのQ「ヴォイドコール」
- オリアナのR「ショックウェーブ」
インスタント型AOEの特徴
- 即座に効果を発揮する
- 敵が反応する時間が少ない
- チームファイトの流れを一変させる可能性がある
インスタント型AOEの活用法
- 敵チームが密集している瞬間を狙ってバーストダメージを与える
- 不意を突いた集団戦の起点となる攻撃
- 敵の重要なスキルを回避した直後の反撃
このタイプのスキルはタイミングがとても大切になってきます。適切なタイミングで使用することで、チームファイトの勝敗を左右するので慎重に狙いましょう。
チャネリング型AOE
チャネリング型AOEは一定時間チャネリング(詠唱)を行うことで、持続的または段階的に効果を発揮するスキルとなります。
代表的な例
- フィドルスティックスのR「クロウストーム」
- カタリナのR「デス・ロータス」
- ヌヌ&ウィルンプのR「アブソリュート・ゼロ」
チャネリング型AOEの特徴
- 長時間の持続ダメージや効果を与えられる
- 敵チームに大きなプレッシャーをかけられる
- チャネリング中は無防備になる
チャネリング型AOEの活用法
- 視界外からの奇襲攻撃
- 味方のCCと組み合わせた連携攻撃
- オブジェクト周辺での牽制
このタイプのスキルは適切な位置取りと味方のサポートが大切になってきます。成功すれば敵チームに壊滅的なダメージを与えられますが、失敗すると自身が危険な状況に陥る可能性があります。
プロジェクタイル型AOE
プロジェクタイル型AOEは発射物を飛ばして効果を及ぼすスキルです。直線状や曲線状など、様々な軌道を描くものがあります。
代表的な例
- エズリアルのR「トゥルーショットバラージ」
- アッシュのR「クリスタルアロー」
- ジグスのR「メガインフェルノボム」
プロジェクタイル型AOEの特徴
- 長距離からの攻撃が可能
- スキルショットの要素が強い
- 壁を越えて攻撃できるスキルが多い
プロジェクタイル型AOEの活用法
- レーン戦でのポーク
- 逃げている敵の追撃
- 視界外からの狙撃
このタイプのスキルはプレイヤーのスキル精度の正確さが重要になってきます。当たれば大きな効果を発揮しますが、外すとクールダウンのロスが大きくなります。
コーン型AOE
コーン型AOEはチャンピオンを起点として扇状に効果を及ぼすスキルとなります。
代表的な例
- アニーのW「バーニングファイア」
- グレイブスのR「コラテラルダメージ」
- カシオペアのR「石化の魔眼」
コーン型AOEの特徴
- 前方に集中したダメージを与えられる
- 狭い通路での使用が効果的
- 敵の接近を阻止しやすい
コーン型AOEの活用法
- レーン戦での相手への牽制
- ジャングルの狭い通路での戦闘
- チームファイトで前衛に攻撃
このタイプのスキルは敵が正面から接近してくる状況で特に威力を発揮します。位置取りと方向の調整が大切になります。
リング型AOE
リング型AOEは円環状に効果を及ぼすスキルです。中心部分には効果がなく、外周部分にのみ効果があることもあるのが特徴です。
代表的な例
- アニビアのR「ブリザード」
- ベイガーのE「イベントホライズン」
リング型AOEの特徴
- 敵を特定の位置に誘導できる
- エリアコントロールに優れている
- 独特の使用感があり使いこなすのに時間がかかる
リング型AOEの活用法
- 敵の退路を遮断する
- チームファイトでの陣形操作
- オブジェクティトの周囲をコントロールする
このタイプのスキルは敵の動きを予測して適切な位置に配置することが大事になります。うまく使いこなせば、敵チームの動きを大きく制限することができます。
パルス型AOE
パルス型AOEは、一定の間隔で効果が繰り返し発動するスキルです。
代表的な例
- アムムのW「めそめそ」
- モルデカイザーのP「無窮の闇」
- ランブルのR「イコライザー」
パルス型AOEの特徴:
- 持続的なダメージや効果を与えられる
- エリアコントロールに優れている
- 敵の動きを長時間制限できる
パルス型AOEの活用法:
- 長期戦でのじわじわとしたダメージ蓄積
- オブジェクティブ周辺での牽制
- 敵の回復を妨害する
このタイプのスキルは持続時間が長いことから戦闘の流れを大きく変える可能性があります。適切な位置に配置して敵を効果範囲内に留めておくことを意識しましょう。
チェイン型AOE
チェイン型AOEは、ターゲット間をバウンドしながら効果を及ぼすスキルです。
代表的な例
- ブランドのR「業火」
- ライズのE「スペルフラックス」
チェイン型AOEの特徴
- 広範囲に散らばった敵にも効果を及ぼせる
- 予測不可能な軌道で敵を驚かせる
- 適切な位置取りで効果を最大化できる
チェイン型AOEの活用法
- レーン戦での複数の敵ミニオンの処理
- チームファイトでの敵チームの分断
- ジャングルでの複数のモンスターの同時攻撃
このタイプのスキルは敵のフォーメーションが整っていない状況で特に効果を発揮します。敵との位置関係を見極めて使用することを意識しましょう。
グローバル型AOE
代表的な例
- カーサスのR「レクイエム」
- ソラカのR「星に願いを」
- ガングプランクのR「一斉砲撃」
グローバル型AOEの特徴
- マップ全体に影響を与えられる
- 遠隔地からの支援が可能
- ゲームの流れを大きく変える可能性がある
グローバル型AOEの活用法
- 他のレーンへの支援
- 逃げている敵の追撃
- 敵の後方陣地への牽制
このタイプのスキルはマップ全体の状況を把握して適切なタイミングで使用することが必要となります。チーム全体の戦略に大きな影響を与える可能性があります。
AOEスキルの対処方法
AOEスキルに対処するための様々な方法を詳しく説明していきます。
適切な位置取り
AOEスキルに対処する最も基本的な方法は適切な位置取りとなります。
散開する
チームメイトと密集せずに適度な距離を保ちます。これによって一度のAOEスキルで複数のチャンピオンがダメージを受けるリスクを軽減できます。
予測と回避
敵のAOEスキルの範囲を予測して事前に安全な位置に移動します。多くのAOEスキルは使用前に視覚的な予備動作があるので、それを見逃さないようにしましょう。
地形の利用
壁や茂みを利用してAOEスキルの効果範囲から逃れます。特に狭い通路ではAOEスキルが当たりやすいので注意が必要になります。
レーン戦での位置取り
ミニオンの後ろに隠れることによって敵のAOEスキルを避けやすくなります。ですが、ミニオンを貫通するスキルもあるのでチャンピオンの特性を把握しておくことが重要です。
視界コントロール
AOEスキルに対処するためには、適切な視界コントロールが大事になります。
ワードの設置
敵の動きを事前に把握することでAOEスキルの使用を予測しやすくなります。特に、ブッシュや川など、敵が潜んでいそうな場所にワードを置くことが大切なので意識するようにしましょう。
オラクルレンズを使う
敵のワードを破壊することで、味方チームの動きを隠しやすくなります。これによって敵のAOEスキルを避けやすくなります。
コントロールワードを使う
重要な場所(ドラゴンピットやバロンピットなど)にコントロールワードを置くことで、長期的な視界を確保できます。
さらに、コントロールワードの周囲に相手のステルスワードがあった場合は効果を無効化し破壊することができます。
アイテムの選択
適切なアイテムを選択することで、AOEスキルの影響を軽減できます。
マジックレジスト
魔法ダメージ型のAOEスキルに対してはマジックレジストを上げるアイテムが効果的です。例えば、「マーキュリー ブーツ」や「スピリットビサージュ」などが挙げられます。
体力アイテム
純粋に体力を上げるアイテムも、AOEスキルの影響を軽減するのに役立ちます。「ワーモグ アーマー」などが代表的です。
アクティブアイテム
「ゾーニャの砂時計」のような一時的な無敵状態を得られるアイテムは重要なAOEスキルを回避するのに非常に有効となります。
シールドアイテム
「ステラックの篭手」のようなシールドが付与されるアイテムもAOEダメージを軽減するのに役立ちます。
チャンピオンの選択とカウンターピック
AOEスキルを多用する敵チャンピオンに対しては適切なカウンターピックが効果的となります。
高機動力チャンピオン
素早く動けるチャンピオンはAOEスキルを避けやすくなります。例えばフィズやヤスオなどが挙げられます。
長射程チャンピオン
AOEスキルの範囲外から攻撃できるチャンピオンも有効と言えます。ゼラスやヴェルコズなどが該当します。
シールド持ちチャンピオン
カルマやルルのような味方にシールドを付与できるチャンピオンはAOEダメージを軽減するのに役立ちます。
CCを持つチャンピオン
敵のAOEスキル使用を妨害できるCCを持つチャンピオンも効果的です。例えば、ブリッツクランクのノックアップやマルザハールのサイレンスなどが挙げられます。
クールダウンの把握
AOEスキルに対処するためには、敵のスキルのクールダウンを把握することが大切です。
クールダウン意識する
敵のAOEスキルが使用されたら、そのクールダウン時間を覚えておきます。クールダウン中のスキルは警戒する必要がなくなります。
スキルを無駄打ちさせる
敵のAOEスキルを無駄打ちさせることによって有利な状況を作り出せます。例えば、フェイントをかけて敵のスキルを誘発してから本格的な攻撃を仕掛けるなどの戦術が考えられます。
アルティメットスキルの把握
特に強力なAOEスキルを持つアルティメットスキルに関しては使用タイミングを常に意識しておく必要があります。
チームでしっかり連携する
AOEスキルに対処するためには、チーム全体での協力が必須となります。
声かけ
敵のAOEスキルの使用を確認したらすぐにチームメイトに伝えましょう。ボイスチャットやピン機能を活用します。
フォーメーションの工夫
AOEスキルを持つ敵に対してはチームのフォーメーションを工夫します。例えば、タンクを前線に置いて後衛を分散させるなどの戦術が考えられます。
スキルを適切に使用する
自身のスキルを適切に使用することができればAOEスキルの影響を軽減できます。
ダッシュやブリンクの活用
多くのチャンピオンはダッシュやブリンクのスキルを持っています。そういったスキルを適切に使用することで、AOEスキルを回避することが可能となります。
シールドやヒールの適切な使用
自身や味方にシールドやヒールを付与できるスキルは、AOEダメージを軽減するのにとても効果的です。しっかりと敵のスキルを警戒しておきましょう。
CCスキルの活用
敵のAOEスキル使用を妨害できるCCスキルは、積極的に使用しましょう。
マップ全体の把握
マップ全体の状況を把握することで、AOEスキルに対してより効果的に対処することができます。
ミニマップの確認
常にミニマップを確認して敵の位置を把握しておきましょう。これによってAOEスキルを持つ敵が近づいてくるのを事前に察知することが可能です。
敵の動きの予測
敵チームの動きを予測することでAOEスキルの使用タイミングを推測できます。例えば、ドラゴンやバロンの取り合いでは、AOEスキルが使用される可能性が高くなります。
味方の位置の把握
味方の位置を常に意識することで、AOEスキルによる複数のチャンピオンへのダメージを防ぐことができます。
低ランク帯の人は味方の位置を全然確認せず、目の前の敵チャンピオンしか意識していないことがほとんどです。
まとめ
League of LegendsにおけるAOE(Area of Effect)スキルについて、その重要性と特徴を詳しく解説しました。
ポイントは以下のとおりです。
- AOEスキルは複数の敵に同時にダメージを与えられる強力な能力
- チームファイトやオブジェクトの取り合いで大きな影響力を持つ
- 地形を活かした戦略的な使用が可能
- 攻撃と防御の両方で活用できる柔軟性がある
AOEスキルはLeague of Legendsにおいてとても重要な要素となっていて、その効果的な使用と対処方法を理解することがゲームの勝敗を左右します。
チームファイトやオブジェクトの取り合いでの影響力が大きいことから、プレイヤーはAOEスキルの特性を十分に把握し、状況に応じた適切な戦略を考えて立ち回ることが求められます。
そして、AOEスキルに対する適切な対処方法を身につけることで、より高度なプレイが可能となるのでゲームの勝率向上につながってきます。
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