この記事ではLeague of Legends(LoL)でのジャングルキャンプ、レーンキャンプの2種類の意味と目的やメリットデメリットを詳しく解説していきます。
適切なタイミングでのレーンキャンプ、チームとの連携、リソース管理などのポイントを押さえることで、あなたのプレイスキルは確実に上達します。敵のファームを遅らせて味方を育て、マップコントロールをすることができるようになるでしょう。
この記事を読むことによってジャングラーの立ち回りがわかることでゲームの勝率アップに大きく貢献できるようになります。
逆に、これらの戦略を知らずにプレイを続ければ、敵チームに主導権を握られ、苦戦を強いられる可能性が高くなります。
この記事を通してキャンプに関する知識をつけてしっかり理解しておきましょう。
ジャングルキャンプとは
ジャングルキャンプとはLeague of Legendsのサモナーズリフトマップ上に存在する中立モンスターの集団のことを言います。これらのキャンプは、ジャングラーと呼ばれる役割のプレイヤーが主に攻略する対象となります。
ジャングルキャンプを倒すことで、ゴールドや経験値を獲得でき、チャンピオンのレベルを上げることができます。
ジャングルキャンプはマップ上の特定の場所に一定の間隔で出現します。各キャンプには固有の特徴があり、倒すことで得られる報酬も異なります。
ジャングラーはこれらのキャンプを効率的に倒していくことで、チームに大きな貢献をすることができます。
ジャングルキャンプの種類
バフキャンプ
- レッドバフ(赤バフ): 攻撃力増加と継続ダメージを付与
- ブルーバフ(青バフ): マナ回復とスキルヘイストを付与
通常キャンプ
- グロンプ: 中型の単体モンスター
- ウルフ: 1体の中型と2体の小型モンスター
- ラプター: 1体の中型と5体の小型モンスター
- クルーグ: 分裂する中型モンスター
エピックモンスター
- ドラゴン: チーム全体に様々なバフを付与
- ヴォイドグラブ:チーム全体にタワーに追加ダメージのバフを付与
- リフトヘラルド: 召喚してタワー攻撃に使用可能
- バロン・ナッシャー: 強力なチームバフを付与
レーンキャンプとは
レーンキャンプとはジャングラーや他のプレイヤーが特定のレーンに繰り返しガンクし、そのレーンの敵チャンピオンに対して継続的にプレッシャーをかける戦術となります。
この戦略の主な目的は、敵プレイヤーの成長を送らせて味方チームに有利な状況を作り出すことにあります。
レーンキャンプをする目的
レーンキャンプメリットは以下のようなものがあります。
- 序盤で有利を作り出す:ゲーム序盤で成功すると、後半戦での勝利につながる可能性が高くなります。
- 敵の成長を阻害する:特定のチャンピオンの成長を遅らせることで、チーム全体の戦力バランスを崩すことができます。
- 心理的プレッシャー:頻繁にガンクされることで、敵プレイヤーのプレイスタイルが消極的になる可能性があります。
- マップコントロール:特定のレーンを思い通りにコントロールすることで、オブジェクトの獲得やマップ全体のコントロールにつながります。
効果的なレーンキャンプの方法
効果的なレーンキャンプを行うためには、以下のポイントに注意する必要があります。
ターゲットの選定
キャンプするレーンを選ぶ際は、以下の要素を意識します。
- チャンピオンの相性:味方チャンピオンと敵チャンピオンの相性を考えて有利なマッチアップを選びます。
- 逃げ性能:フラッシュやダッシュなどの逃げスキルを持たない敵チャンピオンは、キャンプの良いターゲットとなります。
- スケーリング:後半戦で強くなるチャンピオンを早期に腐らせることで、ゲームの流れを変えることができます。
タイミングの把握
効果的なキャンプには適切なタイミングが大切になります。
- ミニオンのウェーブ:敵レーンが押し込まれている時や、大きなウェーブが味方タワーに向かっている時は、ガンクのチャンスです。
- スキルの使用状況:敵チャンピオンが重要なスキルを使用した直後は、ガンクに適したタイミングです。
- 視界:敵のワードが切れたタイミングや、味方が視界を確保したタイミングでガンクを仕掛けます。
コミュニケーション
チームメイトとの連携はレーンキャンプを成功させるために必要なこととなります。
- 情報共有:敵の動きやサモナースペルの使用状況などを常に共有します。
- ガンクの調整:レーナーとジャングラーが協力して、最適なガンクのタイミングを決定します。
- フォローアップ:ガンク後の状況(タワーダイブ、オブジェクトの獲得など)についてもピンなどで意思表示しましょう。
リソース管理
効率的なキャンプにはしっかりとしたリソース管理が大事です。
- 時間:ジャングルキャンプのクリアと並行して、効率的にガンクを行います。
- 体力とマナ:ガンクを仕掛ける際は、十分な体力とマナを確保しておきます。
- アイテム:適切なタイミングでのルコールとアイテム購入も、キャンプの成功率を高めます。
レーンキャンプのメリット
敵レーナーの成長を遅らせる
レーンキャンプの最大のメリットは、敵レーナーの成長をかなり遅らせることができる点です。頻繁にガンクを仕掛けることで、敵レーナーはCSを取るのが難しくなり、経験値の獲得も遅れることになります。
これによって味方レーナーとの間に大きな差をつけることが可能となります。
例えば、トップレーンをキャンプする場合は敵トップレーナーのレベルが味方より2~3も遅れることも珍しくありません。
こうした状況では敵トップレーナーはタワーの下に留まらざるを得なくなり、ゲームへの影響力がとても低下することになります。
心理的プレッシャーをかける
レーンキャンプは敵レーナーに強い心理的プレッシャーをかけることができます。何度もガンクされることで、敵レーナーは常に警戒をしなければならなくなるのでプレイが消極的になりがちです。
なのでミスを誘発したり、リスクを取らなくなったりすることから、味方レーナーが有利に立ち回れるようになります。
そして、敵レーナーがチームメイトに助けを求めることで、チーム内の雰囲気が悪化する可能性もあります。こうした心理的な影響は、ゲームの展開に大きく作用する場合がよくあります。
オブジェクトコントロールができる
特定のレーンを完全にコントロールすることで、そのエリアにあるオブジェクトのコントロールが簡単になります。
例を挙げると、ボットレーンを徹底的にキャンプすることで、ドラゴンの確保が格段に簡単になります。
同様に、トップレーンをキャンプすれば、リフトヘラルドやバロンの取り合いで有利になることができます。オブジェクトコントロールはゲームの勝敗を大きく左右する要素であるため、この利点は非常に大切です。
味方レーナーを育てる
レーンキャンプにより、味方レーナーは安全にファームすることができます。敵ジャングラーの警戒をすることなく、CSを取ったり、タワーにダメージを与えたりすることが可能になります。
これによって味方レーナーは早い段階でアイテムを揃えることができ、チームファイトでより大きな影響力を発揮できるようになります。
特にスノーボールしやすいチャンピオンを使用している場合、このメリットはとても大きくなります。
マップコントロールができる
特定のレーンを完全にコントロールすることによって、そのエリアの視界コントロールが簡単になります。敵ジャングルへの侵入や、敵の動きの把握が容易になるので、より戦略的なプレイが可能になります。
ですので、チーム全体のマップコントロールが向上し、有利な状況でのチームファイトだったり、オブジェクトの確保につながってきます。
レーンキャンプのデメリット
他のレーンへの影響力低下
特定のレーンにリソースを集中させることで、必然的に他のレーンへの関与が減少します。そうなるとキャンプしていないレーンが不利な状況になる可能性があります。
例えば、トップレーンを集中的にキャンプしている間に、ボットレーンが敵ジャングラーに何度もガンクされ、大きく遅れをとってしまう場合があります。
バランスの取れたマップコントロールが難しくなるため、チーム全体の戦略に悪影響を与える可能性があります。
行動パターンが予測されやすい
同じレーンを繰り返しガンクすることで、敵チームに行動パターンを読まれやすくなります。こうなると敵ジャングラーによるカウンターガンクや、他のレーンからのカバーを受けやすくなる可能性があります。
そして、敵レーナーがより慎重なプレイスタイルになって、ガンクの成功率が低下する可能性もあります。予測されやすい行動は、高ランク帯では特に不利に働く可能性が高くなってしまいます。
ジャングル経験値とゴールドの損失
レーンキャンプに時間を割くことで、自身のジャングルクリアが遅れる可能性があります。ジャングルクリアが遅れると、ジャングルモンスターから得られる経験値とゴールドが減少し、レベルやアイテムの面で遅れをとる可能性があります。
特に、敵ジャングラーが効率的なクリアを行っている場合、レベル差がどんどん開いてしまって、後半のチームファイトで不利になってしまう可能性があります。
カウンタージャングルのリスク
特定のレーンに集中することで、自身のジャングルが無防備になる可能性があります。敵ジャングラーによるカウンタージャングルを受けやすくなり、自身の成長が妨げられる可能性があります。
さらに敵サポートやミッドレーナーとの連携によって自身のジャングルエリアで。不利な戦闘を強いられる可能性もあります。
チーム全体のリソース配分の偏り
レーンキャンプにより、特定のレーンに過度にリソースが集中する場合があります。こうなると、チーム全体のバランスが崩れ、後半戦で不利な状況になってしまう可能性があります。
例えばトップレーンを集中的にキャンプした結果、味方トップレーナーが大きくリードを築いたとしても、他のレーンが遅れをとっていれば、チームファイトで不利になるパターンがあります。
まとめ
- ジャングルキャンプは中立モンスターの集団で、ジャングラーの主な目標
- バフキャンプ、通常キャンプ、エピックモンスターの3種類がある
- レーンキャンプは特定レーンを繰り返しガンクする戦術
- 効果的なレーンキャンプには適切なターゲット選定とタイミングが重要
- チーム連携とリソース管理がレーンキャンプ成功の鍵
- レーンキャンプのメリットには敵の成長阻害や心理的プレッシャーがある
- デメリットには他レーンへの影響低下や行動の予測のされやすさがある
League of Legendsにおけるジャングルの戦略は、ゲームの展開に大きな影響を与えます。ジャングルキャンプの効率的なクリアとレーンキャンプの適切な実行が、チームの勝利に繋がる重要な要素となります。
ジャングラーは様々な種類のキャンプを倒すことで経験値とゴールドを獲得し、チームに貢献します。一方、レーンキャンプは敵レーナーの成長を遅らせて味方を有利にする戦術となります。
効果的なレーンキャンプには適切なターゲット選定、タイミングの把握、チームとの連携が欠かせません。これが出来れば、敵に心理的プレッシャーをかけ、オブジェクトコントロールを容易にし、味方レーナーの成長を早めることができます。
ですがレーンキャンプにはデメリットもあります。他のレーンへの影響力低下、行動パターンの予測されやすさ、自身のジャングル経験値損失などのリスクがあります。
以上のことから、ジャングラーはメリットとデメリットを慎重に考えて、ゲームの状況に応じて適切な戦略を選択する必要があります。バランスの取れた行動が、チーム全体の成功につながることとなるでしょう。
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