この記事ではLeague of Legends(LoL)のエンゲージ構成の特徴やメリット・デメリット、おすすめのチャンピオンなどを詳しく解説していきます。
エンゲージ構成の理想的な動き方や、その強力さの理由が理解できるはずです。そしてエンゲージ構成の弱点や対策方法についても触れているので、エンゲージ構成を使う側、対面する側双方にとって役立つ情報が得られます。
この記事を読むことによってエンゲージ構成についての理解が深まってうまく使いこなせるようになるはずです。
エンゲージ構成の特性を活かした試合運びができるようになり、勝利へと近づくことができるでしょう。ぜひこの機会にエンゲージ構成についてしっかりと理解して、実践で活用してみてください。
この記事を読まないと、エンゲージ構成のことを知らないままになってしまうので力を発揮できない可能性があります。エンゲージ構成でもっと勝てるようになりたかったり、対策方法が知りたい人はぜひ読んでください。
エンゲージ構成とは
エンゲージ構成(Engage Comp)とは、敵チームに積極的に飛び込んでいって戦闘を仕掛けることに特化したチーム構成のことを言います。
エンゲージ構成の目的は敵チームのポジショニングのミスや油断をしている敵を倒して、一気に試合を優位に進めることとなります。
エンゲージ構成のチームはハードCCや敵との距離を詰めるスキルを持つチャンピオンを中心に編成されます。タンクやファイターなどの近接チャンピオンが前衛となって、敵チームに飛び込んで大ダメージを与えるAOEスキルを持つメイジやADCがそれに続きます。
エンゲージのタイミングを見計らい、チーム全体で一斉に敵に襲いかかることが大切です。理想的なエンゲージ構成のチームファイトは、前衛のCCで敵チームの動きを封じ、そのタイミングでAOEダメージを叩き込んで一気に戦闘を決めるという流れになります。
エンゲージ構成は、敵が油断しているタイミングをみつけて、その瞬間に全力で戦闘に持ち込むことを得意とするチーム構成だと言えるでしょう。
エンゲージ構成のメリットとデメリット
メリット
一気に戦闘を決められる可能性が高い
エンゲージ構成の最大の強みは理想的なエンゲージが決まった場合、一瞬で戦闘を決められる可能性が高いこととなります。
ハードCCとAOEダメージの組み合わせはとても強力で、敵チームに反撃の余地を与えず倒し切れることが多いです。
集団戦に強い
5vs5の集団戦はエンゲージ構成の強いところです。複数のCCとAOEダメージを重ねることによって、敵チーム全体を崩壊させることができます。
敵のキャリーを確実に仕留められるので、集団戦で勝利できる確率が非常に高くなります。
スノーボールしやすい
エンゲージ構成で有利な戦闘を重ねることができれば、そのまま一気にスノーボール状態に持ち込むことができます。
キルを重ねてゴールドリードを奪い、そのアドバンテージを活かしてさらに戦闘を優位に進められるでしょう。
デメリット
エンゲージのタイミングを誤ると逆に不利になりやすい
エンゲージ構成はエンゲージするタイミングがとても大切になってきます。
うまくエンゲージできなかった場合は、逆に敵チームに反撃される危険性が高くなってしまいます。特に敵のディスエンゲージ力が高い場合は、エンゲージ後の立ち回りが難しくなります。
序盤は弱い場合がある
エンゲージ構成のチャンピオンの多くは、序盤はそれほど強くありません。
レベル6までは我慢が必要でその間に敵チームにリードを奪われると、エンゲージのチャンスを作るのがかなり難しくなってしまいます。
ウェーブクリアが弱い
エンゲージ特化のチャンピオンはウェーブクリア能力が低い傾向があります。なので、敵チームにレーンを押し込まれやすく、CS差をつけられてしまう可能性があります。タワー下での防衛も状況によっては難しいでしょう。
エンゲージ構成に最適なチャンピオン
エンゲージ構成にはハードCCや敵との距離を詰めるスキルを持つチャンピオンが適しています。以下に、各レーン別におすすめのチャンピオンを紹介していきます。
トップレーン
- Malphite(マルファイト):究極のエンゲージ能力を持つタンクです。アルティメットスキルで敵チームに飛び込み、ノックアップのCCを与えることができます。
- Sion(サイオン):アルティメットスキルで遠距離からエンゲージすることができ、ノックアップとスタンのCCを持っています。
- Wukong(ウーコン):ステルスとダッシュを駆使して敵チームに飛び込み、アルティメットスキルの範囲ノックアップが強力です。
ジャングル
- Amumu(アムム):アルティメットスキルの範囲スタンがとても強力です。Qの絡みつく包帯で敵に飛びつき、アルティメットスキルで複数の敵を拘束することができます。
- Zac(ザック):超長距離からのエンゲージが可能です。アルティメットスキルで敵を吹き飛ばしてCCを与えられます。
- Jarvan IV(ジャーヴァンⅣ):ドラゴンストライクで敵チームに飛び込み、アルティメットスキルで敵を閉じ込めることが出来ます。
ミッドレーン
- Orianna(オリアナ):ボールを操作して、味方のエンゲージに合わせて範囲CCを入れることが出来ます。アルティメットスキルのショックウェーブはとても強力です。
- Lissandra(リサンドラ):Eのダッシュで敵に近づくことによって、アルティメットスキルで敵を凍結することが可能です。
- Galio(ガリオ):アルティメットスキルで味方のもとに飛んでいき、範囲タウントを周囲の敵に付与できます。Eの正義の鉄拳でダッシュすることによって敵に接近できます。
ボットレーン、サポート
- Leona(レオナ):Eのゼニスブレードで敵に飛びつき、アルティメットの日輪で範囲スタンを与えられるエンゲージ特化型サポート。
- Nautilus(ノーチラス):Qのドレッジラインで敵を引き寄せ、アルティメットで狙ったターゲットに飛びつける。
- Alistar(アリスター):Wのヘッドバットで敵を弾き飛ばし、Qのパルバライズで範囲ノックアップができる。
その他のエンゲージ構成向けチャンピオン
- Rakan(ラカン):Wの華麗なる登場で大ジャンプし、敵チームに飛び込むことができます。チャームやノックアップのCCを持っています。
- Hecarim(ヘカリム):アルティメットスキルのスペクターズ・オンスロートで、味方を引き連れて敵チームに突進することが可能です。
- Kennen(ケンネン):Eの疾風迅雷で敵チームに飛び込みながら、アルティメットスキルの雷撃の大嵐で範囲ダメージと範囲スタンをばら撒けます。
以上のようにエンゲージ構成には味方を敵チームに飛び込んでいけるタイプと、敵の動きを封じるCCスキルの両方の役割を持つチャンピオンが求められます。
こういったチャンピオンを組み合わせることによって、一気に戦局を優位に運ぶことができます。
エンゲージ構成の対処方法、カウンター
エンゲージ構成は強力なのですが、いくつかの弱点も抱えています。ここからはエンゲージ構成を対処するための方法をいくつか紹介していきます。
ディスエンゲージ力を高める
エンゲージ構成の最大の弱点はディスエンゲージ力の高いチャンピオンに弱いことが挙げられます。
Janna(ジャンナ)やThresh(スレッシュ)など、敵のエンゲージを阻止できるチャンピオンを編成に組み込むことで、エンゲージ構成に対して対策しやすくなります。
序盤にリードを奪う
エンゲージ構成は序盤が弱い場合が多いことから、レーンを優位に進めて、序盤からリードを奪うことが大切になってきます。
ガンクを仕掛けたり、タワーを先に折ったりして、エンゲージ構成が力を発揮する前に差を広げてしまいましょう。
スプリットプッシュで分断する
エンゲージ構成は5vs5の集団戦に強いので、スプリットプッシュで敵チームを分断するのが効果的となります。
サイドレーンに1v1が強いチャンピオンを送り込んで、敵チームの数的優位を崩していきましょう。エンゲージ構成は、少数戦では力を発揮しにくくなります。
ポーク構成で体力をじわじわ削る
エンゲージ構成はポーク構成に弱くなっています。Jayce(ジェイス)やVarus(ヴァルス)など、遠距離から敵のHPを削れるチャンピオンを編成に入れることで、エンゲージ構成の前衛の戦力を削ることができます。
HPの減ったエンゲージ構成は思うようにエンゲージできなくなってしまいます。エンゲージ構成は非常に強力な構成ですが、こういった弱点もあります。
このような対策をすることによってエンゲージ構成を攻略して、試合を優位に進めることができるはずです。
まとめ
エンゲージ構成は敵チームに積極的に飛び込んで戦闘を仕掛けることに特化したチーム編成であり、ハードCCや敵との距離を詰めるスキルを持つチャンピオンを中心に編成されます。
この構成の目的は、敵の隙をついて一気に戦闘を有利にしていくことです。エンゲージ構成の重要なポイントは以下の通りです。
- 前衛のCCと後衛のAOEダメージを組み合わせ、一瞬で戦闘を決める
- 5対5の集団戦に非常に強く、スノーボール効果を発揮しやすい
- エンゲージのタイミングを誤ると逆に不利になる危険性がある
- 序盤は弱い傾向にあり、ウェーブクリアにも課題がある
エンゲージ構成に適したチャンピオンはマルファイト、アムム、レオナ、ラカンなどが挙げられます。
そして、この構成に対抗するにはディスエンゲージ力の高いチャンピオンを使用したり、序盤からリードを奪ったり、スプリットプッシュで敵チームを分断したりするのが効果的です。
結論として、エンゲージ構成は適切なチャンピオン選択とタイミングの良いエンゲージにより、試合を一気に優位に運べる強力な編成となっています。
とは言っても弱点もあるため、それを理解した上で活用することが大切となります。うまく使いこなせることができたら、勝利へと大きく近づくことができるでしょう。
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