この記事では、League of Legends(LoL)でのインベイドの意味やメリット、デメリット、方法、対処方法、などを解説していきます。
この記事を読めば、インベイドのコツがわかります。味方との連携の取り方、ワードの活用法、素早く的確な行動の仕方など、重要なポイントを押さえています。
他にもインベイドに適したチャンピオンも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
正しい知識と練習があれば、インベイドは強力な武器になります。味方を助け、敵を翻弄し、ゲームを優位に運べるでしょう。
しかしインベイドを理解せずにプレイを続けてしまったら敵に付け入る隙を与え、チームの足を引っ張ってしまう恐れがあります。
この記事を通してインベイドに関する知識をつけてしっかり理解しておきましょう。
インベイド(invade)とは
インベイドとは、League of Legendsにおいてゲーム序盤に敵のジャングルに侵入してリソースを奪ったり敵チャンピオンにダメージを与えたりすることを目的とした戦術のことを言います。
敵ジャングラーの動きを乱してファーストブラッドやバフの獲得、レベル差をつけることによって、味方チームが優位に試合を進められるような状態を作り出すことが可能です。
インベイドはゲーム開始直後のレベル1から仕掛けることが多く、相手の不意を突くことが大事になってきます。
敵ジャングルに潜入してバフモンスターを横取りしたり、待ち伏せして敵チャンピオンを襲撃したりしたいので深い位置にワードを設置して視界を確保しながら、味方と連携して素早く行動に移ることが求められます。
インベイドのメリットとデメリット
メリット
インベイドを成功させることで、以下のような大きな利点を得ることが可能となります。
敵ジャングラーの動きを乱すことができる
敵ジャングルに侵入してバフや中立キャンプを奪うことで、相手のジャングラーの想定していたルートを狂わせ、ゲーム序盤の動きを制限することができます。
リソースを奪われたジャングラーはレベルが遅れたりガンク力が下がったりするのでゲーム全体に悪影響が出ることになります。
ファーストブラッドなどの金銭的アドバンテージが得られる
インベイドで敵チャンピオンをキルできればファーストブラッドボーナスの100ゴールドが入り、アシストした味方にも50ゴールドが入ります。
この追加ゴールドによって、装備を整えたりできるのでレーン戦を有利に進めることができます。
敵チームの心理を動揺させられる
ゲーム序盤からプレッシャーをかけられるのでジャングルを荒らされるのは敵チームにとって非常にストレスとなります。
連携の乱れや個人プレイの質の低下を発生させて、ゲーム全体で優位に立てる可能性があります。
主導権を握ることができる
インベイドをするついでに、川や敵ジャングルの深い位置の視界を確保することで、その後のゲーム展開をコントロールしやすくなります。
相手の動きを予測しやすくなるので次の一手を打ちやすくなるでしょう。
デメリット
インベイドにはリスクも伴います。失敗すれば逆に不利になってしまうことから慎重に判断する必要があります。
逆にキルを取られ、不利になる可能性がある
味方の位置や敵の動きを十分把握できていない状態でインベイドを仕掛けると、待ち伏せされていたり、敵が仲間を呼んだりして返り討ちに遭う危険性があります。
敵にファーストブラッドを渡したり複数のキルを取られたりすれば、ゲームの流れを大きく損ねてしまいます。
相手のチャンピオン構成によっては不利になる
インベイドが有効なのは味方の構成が有利な場合のみであり、敵のチャンピオンの方が強ければ逆効果となってしまいます。
特にCCを多く持つチャンピオンや、序盤から高いダメージを出せるチャンピオンが相手にいる場合は慎重に行動する必要があります。
時間の無駄になることがある
インベイドの小競り合いで時間を取られ過ぎると、本来のジャングルクリアが遅れたり、レーンへの復帰が遅れて経験値やCSを失ってしまうことがあります。
なのでインベイドの時間は可能な限り短くし、効率よく動けるようにしなければなりません。
インベイドの手順、やり方
インベイドを成功させるにはしっかりとした準備が必要不可欠です。以下の手順を踏まえることで、敵ジャングルへの侵入をスムーズに進められるはずです。
チームメイトとコミュニケーションを取って作戦を立てる
インベイドを行う前にチームメイトと連携を取ることを意識しましょう。どのタイミングでどこから侵入するのか、各メンバーの役割は何か、というような事を考えておかなければなりません。
全員が足並みを揃えられるよう、インベイドの目的と手順をはっきりさせることが大事になってきます。
敵ジャングルの情報を得る
ワードを置いたりして、敵ジャングラーの位置や動きを把握しましょう。どの経路で侵入すれば敵に気づかれにくいか、どのタイミングなら不意を突けるか、などを見極めることが大切となります。
情報を基に、最適なルートを考えて決めていきましょう。
素早く、的確に行動する
いざインベイドをする場合は迅速かつ的確な判断が必要になってきます。ターゲットとなる敵ジャングラーやバフに対して、全力で襲いかかりましょう。
仲間と連携を取りながらスキルを駆使して敵を倒したり、オブジェクトを奪いましょう。
長居しない、深追いしない
敵ジャングルにいる時間が長引けば長引くほど、危険度は増していきます。敵のレーナーが駆けつけてくる可能性が高まるだけでなく、最初に倒された敵が復活して戦っている場所に復帰することもあります。
大きなアドバンテージを収められる可能性もありますが、バフを1つ盗む、敵のサモナースペルを使わせる、といった小さな成果でも十分価値があるのを覚えておきましょう。
欲張らずに長居せず、相手のカバーが来る可能性がある状況では深追いしすぎないようにしましょう。
インベイドの結果を活かす
インベイドはあくまで序盤の優位性を得るための1つの手段なので、それ自体が勝利条件というわけではありません。
得られたアドバンテージを、その後のゲームに活かしていくことが求められます。
レーンへのガンクを仕掛けやすくなる、ドラゴンやヘラルドの取得が容易になる、敵ジャングラーの立ち回りを制限できる、といったメリットを最大限に活用しましょう。
インベイドで得た利益を使って、ゲームを優位に進めていくことが勝利への近道となります。
インベイドの対処方法
相手のインベイドに対処するには以下のようなポイントを抑えておく必要があります。
敵のチャンピオン構成をチェックする
チャンピオン選択の段階で、敵チームがインベイドに適したチャンピオンを選んでいないかを確認することが大切です。
スレッシュ、ブリッツクランク、モルガナなどは強力なCCを持ち、レベル1からインベイドを仕掛けてくる可能性が高いチャンピオンです。
他にも、シャコ、リー・シンなどの序盤の1v1に強いチャンピオンにも注意が必要でしょう。
味方とコミュニケーションを取る
レベル1のインベイドに対処するには、味方との連携が必要です。ゲーム開始前に、インベイドされそうな場所や、各レーナーの動き方について考えておくことが大切になってきます。
ゲーム開始後、敵を発見したらピングを使って味方に知らせ、素早く集合できるようにしておくことが大事です。
自陣のジャングルにワードを置く
レベル1の段階で敵がインベイドしてきそうな場所にワードを置いておくと、敵の動きを事前に察知することが可能です。
特に、ジャングルの入口、青バフ、赤バフの周辺は注意する必要があります。ゲーム開始後に、これらの場所にワードを置いておくことをおすすめします。
無理に戦おうとしない
敵が攻めてきた時に相手のほうが人数が多ければ戦わずにすぐに逃げましょう。
味方が近くにおらず、相手のフック系のCCがあるチャンピオンに捕まりそうになったらフラッシュを惜しまずに使い逃げてください。
特にゲームで1番最初にデスしてファーストブラッドを相手に取られてしまうと相手が400ゴールド以上リードしてしまうことになってしまいます。
インベイドに適しているチャンピオン
Blitzcrank (ブリッツクランク)
Blitzcrankはレベル1から強力なCCを持つチャンピオンです。Qスキル「ロケットグラブ」は、長射程で敵を引き寄せることができるので非常に優秀です。
敵チャンピオンを味方の近くに引き込むことができれば、集中攻撃が可能になります。
Thresh (スレッシュ)
Threshもレベル1からとても強力なCCを持つチャンピオンです。Qスキル「死の宣告」は、敵を捕まえて引き寄せることができるのでBlitzcrankと同様にインベイドの起点となります。
そして、パッシブ「魂の束縛」によって敵のソウルを集めることでアーマーが上昇するので序盤の耐久力が高くなります。
Morgana (モルガナ)
Morganaはレベル1のQスキル「ダークバインド」がとても強力です。長射程のスキルで、当たると敵の動きをスネア効果で長時間拘束できます。
味方と連携することで、スネア状態になった敵を集中攻撃して簡単にキルを取ることができるでしょう。
Braum (ブラウム)
Braumはレベル1からとても高い耐久力を誇るチャンピオンです。パッシブ「漢の拳」は、味方と協力して敵にスタンを与えることができるので敵の動きを封じるのに役立ちます。
そして、Eスキル「不破の盾」によって、前方からの攻撃を完全にブロックできるため、味方を守りながらインベイドを進められます。
Alistar (アリスター)
Alistarはレベル1からCCと耐久力を兼ね備えたチャンピオンです。Qスキル「圧砕」とWスキル「頭突き」を上手く使い分けましょう。
圧砕は相手をその場で打ち上げる事ができ、頭突きは敵方向に向かって突撃して吹き飛ばすことができます。
正面から行く場合は圧砕、裏から回っていけたら頭突きで味方の方に敵を飛ばすなど柔軟に対応できます。
Nautilus (ノーチラス)
Nautilusはレベル1からの強力なCCとタンク性能を持つチャンピオンです。Qスキル「錨投げ」は、敵を捕らえて引き寄せることができることからインベイドの起点となります。
また、パッシブ「鉄の錨」によってAAするだけで複数の対象にスネア効果を付与できるの点が優秀となります。
Leona (レオナ)
Leonaはレベル1からの強力なCCとタンク性能を持つチャンピオンです。Qスキル「シールド・オブ・デイブレイク」は、敵をスタンさせることができるので味方が敵を集中攻撃する時間を作り出せます。
シールド・オブ・デイブレイクはAAタイマーをリセットする効果があるのでAAを高速で相手に叩き込むことが出来ます。
まとめ
インベイドとはLoLの試合序盤に敵ジャングルに侵入してリソースを奪ったりやキルを狙う戦術となります。味方と連携して敵の不意を突くことが肝心と言えます。
インベイドの利点は敵ジャングラーの動きを乱してファーストブラッドなどで獲得したゴールドで優位を得られることです。
ですが失敗すれば逆に不利になるリスクもあります。インベイドを成功させるには、以下の点を意識しましょう。
- チームメイトと作戦を共有し、役割分担を明確にする
- ワードを活用して敵の動きを把握する
- 素早く的確に行動して長居や深追いは避ける
- 得られたアドバンテージを以降の展開に活かす
敵のインベイドへの対策としては、チャンピオン構成のチェック、味方との連携、ワードの設置、無理な戦闘を避けることなどがポイントです。
インベイドに適したチャンピオンは、強力なCCを持つブリッツクランク、スレッシュ、モルガナ、序盤の耐久力が高いブラウム、アリスター、ノーチラス、レオナなどが挙げられます。
以上のように、インベイドはリスクがある戦術となっていますが、適切に行うことができれば試合の主導権を握るチャンスとなります。
味方との連携を意識して慎重かつ大胆に立ち回ることが、インベイドの成功の鍵となるでしょう。
コメント