この記事ではLeague of Legends(LoL)でのカイトの意味、基本のテクニックから応用まで、段階的に学ぶことができます。
プロプレイヤーのような完璧なカイトを身につけることで、あなたのゲームプレイは劇的に向上するでしょう。ADCはもちろん、他のロールでも活用できるこのテクニックを習得すれば、チームファイトでの生存率が上がり、より多くのダメージを与えられるようになります。
記事では、基本的なカイトの動作から、オービットウォーキングやフェイントカイトなどの高度なテクニック、さらには効果的な練習方法まで詳しく解説しています。
プラクティスツールやボット(AI)ゲームを活用した段階的な練習法を実践すれば、確実にスキルアップできるはずです。
カイトを習得しないままでいると敵に簡単に倒されてしまい、チームの足を引っ張ってしまう可能性があります。ですが、この記事で紹介するテクニックを身につければ、ランクを上げる大きなチャンスになるでしょう。
この記事を通してカイトに関する知識をつけてしっかり理解しておきましょう。
カイト(カイティング)とは
カイトとはLeague of Legendsにおいて非常に重要なテクニックの1つです。敵に攻撃をしながら、同時に距離を取り続けるという動きのことを言います。
主にADC(Attack Damage Carry)と呼ばれるロールのチャンピオンを使う場合は必須のスキルですが、他のロールでも状況に応じて活用できる有用なテクニックとなっています。
カイトの本質は敵との距離を適切に保ちつつ、できる限り多くのダメージを与えることにあります。これによって、自身の生存率を高めながら、効果的に敵にダメージを与えることが可能となります。
特に、近接攻撃のチャンピオンに対して遠距離から攻撃を加える時に威力を発揮します。カイトを行う際は、チャンピオンの攻撃モーションを理解し、ダメージが発生した瞬間にキャンセルして移動するという細かい操作が必要になってきます。
この一連の動作を素早く、正確に行うことで、より多くの攻撃を繰り出しつつ、敵の攻撃を回避することができることになります。
プロプレイヤーや上位ランクのプレイヤーはこのカイトを完璧に習得しています。その人達は戦闘中、ほぼ無意識のうちにカイトを行って、常に最適な位置取りを維持しながら攻撃を続けることができます。
カイト(カイティング)の基本的なテクニック
カイトの基本的なテクニックは以下の通りです。
- 敵に対して攻撃を行う
- 攻撃モーションが完了し、ダメージが発生した瞬間に移動コマンドを入力
- 安全な位置に移動しつつ、次の攻撃のタイミングを待つ
- 攻撃可能になったら再び敵に攻撃を加える
- この一連の動作を繰り返す
この基本的な流れを素早く、正確に行うことがカイトのポイントです。しかし、実際のゲーム内では様々な状況が発生するので、単純にこの動きを繰り返すだけでは不十分です。
敵の動きや味方の位置、地形の特徴など、多くの要素を考慮しながらカイトを行う必要があります。
そして、チャンピオンごとに攻撃モーションや攻撃速度が異なるため、使用するチャンピオンに応じてカイトのタイミングを調整する必要があります。
攻撃速度の遅いチャンピオンでは、攻撃と移動の間隔を長く取る必要がありますが、攻撃速度の速いチャンピオンでは、もっと素早い操作が求められます。
さらにスキルの使用タイミングも重要になります。多くのチャンピオンは、通常攻撃の合間にスキルを使用することで、より効果的なカイトを行うことができます。
これによって敵に対してより多くのダメージを与えながら、安全な距離を保つことが可能になります。
カイト(カイティング)の応用テクニック
基本的なカイトテクニックを習得したら、次は応用テクニックに挑戦しましょう。以下に、より高度なカイトテクニックをいくつか紹介します。
オービットウォーキング
オービットウォーキングは、敵の周りを円を描くように移動しながら攻撃をしていくテクニックです。
これにより、敵の攻撃を回避しながら、継続的にダメージを与えることができます。特にスキルショットタイプの攻撃を持つ敵に対して効果的です。
オービットウォーキングを行う場合は、常に敵の動きを予測して適度な距離を保つことが大切です。さらに地形を利用して敵の視界を遮ることをすれば、より効果的なカイトが可能になります。
フェイントカイト
フェイントカイトは敵を騙すためのテクニックのことです。一見後退しているように見せかけて、突然方向を変えて攻撃を仕掛けます。
こうすることで、敵の動きを読み、有利な状況を作り出すことができます。
フェイントカイトを成功させるには敵の心理を読む力が必要になります。相手がどのように反応するかを予測してそれに応じて自身の動きを調整します。
チャレンジャー帯のリプレイを確認しているとよく見られます。でもほとんどの人はフェイントしていること自体に気づいていないと思います。
ウェーブカイト
ウェーブカイトは味方のミニオンのウェーブを利用したカイトテクニックです。ミニオンの間を縫うように移動することで敵の攻撃を回避しつながら、自身の攻撃を継続します。
このテクニックはレーン戦でとても有効となります。ミニオンの位置を常に意識し、それを利用して有利な戦闘を行うことが可能となります。
スキルウィービングカイト
スキルウィービングカイトは通常攻撃とスキルを交互に使用しながらカイトを行うテクニックです。これによって、より多くのダメージを与えつつ、効果的に距離を取ることができます。
このテクニックを使いこなすには使用するチャンピオンのスキルクールダウンと攻撃速度を正確に把握しておく必要があります。
さらに、各スキルの特徴を理解して状況に応じて適切なスキルを選択することが大事なので非常に難しいことから実力差がでやすいテクニックになります。
カイト(カイティング)の練習方法
カイトは非常に重要なテクニックですが、習得にはある程度の時間と練習が必要になってきます。以下に、効果的なカイトの練習方法をいくつか紹介していきます。
プラクティスツールの活用
League of Legendsにはプラクティスツールと呼ばれる練習モードが用意されています。ここでは、ダミーを相手に自由にカイトの練習を行うことができます。プラクティスツールでは、以下のような練習が可能です。
- 様々な攻撃速度でのカイト練習
- 異なるチャンピオンでのカイト練習
- スキルを交えたカイト練習
- 地形を利用したカイト練習
まずは、使用頻度の高いチャンピオンでカイトの基本動作を繰り返し練習しましょう。動きが安定してきたら、アイテムを購入し徐々に攻撃速度を早くしていって難易度を上げていきます。
ボットゲーム(AI)での練習
プラクティスツールである程度カイトに慣れたら、次はボットゲームで練習を行います。
ボットは実際のプレイヤーほど複雑な動きはしませんが、移動する相手に対してカイトを行う良い練習になります。ボットゲームでは、以下のような点に注意して練習しましょう。
- レーン戦でのカイト
- チームファイトでのカイト
- 複数の敵に対するカイト
- 地形を利用したカイト
実戦での練習
最終的には、実際のプレイヤーを相手に練習を行う必要があります。ノーマルゲームやランク戦で、学んだカイトテクニックを積極的に使用してみましょう。実戦では以下のような点に注意しながらカイトを行っていきます。
- 敵の動きの予測
- 味方との連携
- 地形の活用
- 状況に応じたカイト方法の選択
失敗を恐れずに挑戦してその都度反省点を見つけて改善していくことが大事です。
低ランク帯の人は棒立ちで攻撃していることがほとんどです。「オートアタック→すぐ移動」の癖をつけることを頑張りましょう。
カイト(カイティング)のコツと注意点
カイトを効果的に行うためのコツと注意点をいくつか紹介します。
攻撃範囲の把握
使用するチャンピオンの攻撃範囲を正確に把握することが必要です。攻撃範囲を超えてしまうと、カイトの効果が大きく低下してしまいます。
攻撃範囲インジケーターを表示するオプションをオンにすることで、より正確に攻撃範囲を把握することができます。(初期設定はAキー)
攻撃速度の変化に注意
アイテムの購入やバフを付与されることによって攻撃速度が変化することがあります。攻撃速度が上がると、カイトのタイミングも変化するので、常に現在の攻撃速度を意識する必要があります。
地形を利用する
壁や茂みなどの地形を上手く利用することでより効果的なカイトが可能になります。例えば、壁を挟んでカイトを行うことで敵の攻撃を回避しやすくなります。
他にも「ブッシュからでて攻撃→ブッシュに隠れる」ということをすることによって相手からオートアタックで反撃されずに一方的にちくちく攻撃していくことができます。
敵のスキルの把握
対戦相手のチャンピオンのスキルを理解してそのクールダウンを把握することが大事です。特に瞬間移動や突進系のスキルには注意が必要です。
ミニマップの確認
カイトに集中しすぎてミニマップの確認を怠らないように気をつけましょう。敵のガンクや味方のカバーなど気付けなかったら元も子もありませんので周囲の状況を常に把握することを意識してください。
集団戦でカイトする際のポイント
ポジショニングの意識
チームファイトでは常に安全な位置を維持することが大切です。基本的に味方のタンクやサポートの後ろに下がって、敵のアサシンやダイバーから身を守りつつ、攻撃を続けることが求められます。
以下はポジショニングを意識する際のポイントです。
- 味方のフロントラインの後ろで戦う
- 壁際を意識し、逃げ道を確保する
- 敵の主要なスキルの射程を把握してそれを避けることができる立ち位置で戦う
優先ターゲットの選択
チームファイトでは常に最適なターゲットを選択しながらカイトを行う必要があります。一般的に、安全に攻撃できる最も脅威の高い敵チャンピオンを優先的に攻撃します。
以下はターゲット選択のポイントです。
- 敵のキャリーを狙う(安全に攻撃できる場合のみ)
- 自分に近い敵を攻撃する(特に自分を狙ってくる敵)
- 味方が集中攻撃している敵チャンピオンを攻撃する
味方との連携を意識
チームファイトでは味方との連携がとても大事になってきます。特に、サポートやタンクとの連携を意識してカイトを行いましょう。
以下は連携のポイントです。
- サポートのシールドやヒールのタイミングを把握する
- タンクのCCスキルを活用し、安全にダメージを与える
- 味方のエンゲージに合わせてポジションを調整する
地形を活用する
チームファイトの場所によっては地形を活用することで、より効果的なカイトが可能になります。壁や茂みを利用して、敵の視界を遮ったり、攻撃を回避したりすることができます。
以下は地形活用のポイントです。
- 壁を挟んでカイトを行い、敵の攻撃を回避する
- 茂みを利用して一時的に姿を隠し、敵を混乱させる
- 狭い通路では、味方のタンクの後ろに隠れてカイトを行う
スキルの効果的な使用
多くのADCチャンピオンは、カイトを補助するスキルを持っています。こういったスキルを効果的に使用することで、より安全で効率的なカイトが可能になります。
以下はスキル使用のポイント:
- 移動速度上昇スキルを使用して、敵との距離を調整する
- CCスキルを使用して、追いかけてくる敵を足止めする
- バフスキルを適切なタイミングで使用してダメージ出力を最大化する
まとめ
• カイトは敵に攻撃しながら距離を保つ技術
• ADCロールで特に重要だが、他のロールでも使える
• 基本は攻撃、移動、次の攻撃のタイミングを待つの繰り返し
• 応用テクニックにはオービットウォーキング、フェイントカイト、ウェーブカイト、スキルウィービングカイトがある
• 練習にはプラクティスツール、ボット(AI)ゲーム、実戦が効果的
• 攻撃範囲の把握、攻撃速度の変化への対応、地形の利用が重要
• チームファイトでは安全なポジショニングと優先ターゲットの選択が鍵
League of Legendsにおいてカイトはとても重要なスキルです。敵に攻撃を与えながら適切な距離を保つこの技術は、特にADCプレイヤーにとって必須となっています。
基本的なカイトの動作は単純ですが、実際のゲームでは様々な要素を考慮しながら行う必要があります。カイトの習得には時間と練習が必要ですが、プラクティスツールやボット(AI)ゲームを活用することで効率的に上達できます。
さらに、オービットウォーキングやフェイントカイトなどの応用テクニックを身につけることで、より高度なプレイが可能になります。
チームファイトでは安全なポジショニングを維持しつつ、適切なターゲットを選択してカイトを行うことが求められます。
練習を重ね、様々な状況でカイトを使いこなせるようになれば、ゲームの勝率向上につながるでしょう。
最後に、カイトは単なるテクニックではなく、ゲーム全体の理解と判断力が問われるスキルです。継続的な練習と実戦経験を積むことによって、より洗練されたカイトが可能になりプレイヤーとしての成長につながります。
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