プロテクトキャリー構成を理解して、ゲームを有利に進めたいと思っていませんか?この記事では、League of Legends(LoL)のプロテクトキャリー構成の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説し、さらに対処方法やカウンター戦略も紹介していきます。
プロテクトキャリー構成は、ハイパーキャリーと呼ばれる強力なADCを中心に、チーム全体でそのキャリーを守りながら戦う編成です。
後半戦での圧倒的な火力が魅力ですが、その一方でキャリー頼みの脆さや、スプリットプッシュへの対応力の低さなどの弱点もあります。
この記事を読めば、プロテクトキャリー構成の長所を最大限に活かしつつ、短所をカバーする立ち回りが可能になるでしょう。
適切なチャンピオン選択や、序盤の慎重な立ち回り、集団戦での的確な判断など、具体的な戦術を身につけることができます。
プロテクトキャリー構成でのプレイに自信がない方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください。きっとあなたのチームを勝利に導くことができるようになるはずです。
この情報を知らずにプレイを続けると、せっかくのハイパーキャリーの力を十分に発揮できない可能性があります。
ぜひこの記事を通してプロテクトキャリー構成を理解して、今までは勝てなかった試合を勝てるようになりましょう。
プロテクトキャリー構成とは
プロテクトキャリー構成はハイパーキャリーと呼ばれる試合の終盤で圧倒的な火力を発揮するADCを中心に、チーム全体でそのキャリーを守りながら戦う編成のことをいいます。
序盤から中盤にかけては弱いものの、後半のアイテムが揃った段階でとんでもない強さを発揮するトゥイッチ、コグマウ、ジンクスなどがハイパーキャリー向きのチャンピオンとされています。
プロテクトキャリー構成ではハイパーキャリーを除く4人のチャンピオンがCCやシールド、回復スキルを駆使してキャリーを守ることに専念します。
トップにはシェン、ガリオなどのグローバルアルティメットを持つタンク、ジャングルにはグラガス、セジュアニなどのCCを多く持つチャンピオン、ミッドにはオリアナ、カルマ、ルルなどのシールドや速度上昇スキルを持つチャンピオン、サポートにはルル、ユーミ、レナータグラスクなどのキャリーを守れる特化型のチャンピオンが適しています。
こんな感じでチーム全体でキャリーを守る構成なので、集団戦が勝負の鍵を握ることになります。キャリーを生かしながら集団戦を優位に進めることができれば、圧倒的な火力で敵チームを一掃することが可能になるでしょう。
ですがキャリーが早い段階で倒されてしまうと、チームの戦力が大きく落ちてしまうリスクもあるので気をつけなければなりません。
プロテクトキャリー構成のメリットとデメリット
メリット
後半戦での圧倒的な強さ
プロテクトキャリー構成最大のメリットは、ハイパーキャリーの火力を最大限に引き出せるところとなります。
ルルやユーミなどのサポートによるシールドや回復、移動速度上昇によって集団戦での生存率が大幅に上がるのでその間もADCは敵チームに大ダメージを与え続けることができます。
後半戦でハイパーキャリーのアイテムが揃えば、まさに無敵とも言える状態になります。
序盤のリスクを最小限に抑えられる
プロテクトキャリー構成のもう1つのメリットは序盤のリスクを最小限に抑えつつ後半戦に持ち込めることです。
キャリーを中心に慎重に立ち回り倒されないようにすることによって、ハイパーキャリーのアイテムが揃うまで我慢強く時間を稼ぐことができます。
敵の攻撃をかわしながらCSをしっかりと稼ぎ、ガンクを警戒しつつタワー下で粘ることがポイントとなっています。
集団戦に特化した編成
プロテクトキャリー構成は集団戦に特化した編成と言えます。5人でまとまって戦うことを前提としているので、ワードの取り合いや目的の共有がしやすいのも利点です。また、ハイパーキャリーを中心に戦うことが明確なので、各プレイヤーの役割分担がしやすいのもメリットと言えるでしょう。
デメリット
編成の自由度が低い
プロテクトキャリー構成で編成の自由度が低いのは大きなデメリットとなります。
ハイパーキャリーが不可欠なので、ドラフトの段階である程度編成が決まってしまいます。相手の編成に柔軟に対応しづらく、ドラフトで不利になると試合が厳しくなってしまう可能性があります。
キャリー頼みの脆さ
プロテクトキャリー構成はキャリー頼みの編成となっていることから、キャリーが集中攻撃を受けて早い段階で倒されると、チームの戦力が大きく落ちてしまうことになります。
キャリーを守るためにもサポートやジャングラーとの連携が大事になってきますが、ソロキューではなかなか難しいのが現状です。
キャリー役の実力や集中力に試合の勝敗がかかっていると言っても過言ではないからですね。
スプリットプッシュへの対応力の低さ
プロテクトキャリー構成はスプリットプッシュへの対応力が低いのも弱点となっています。
集団戦を得意としているのですが、各レーンでの戦闘力はそれほど高くないので、敵のスプリットプッシュに対してしっかりと対応できないことがあります。
序盤の立ち回りが難しい
プロテクトキャリー構成は序盤の立ち回りが難しいのもデメリットとなります。
ハイパーキャリーが弱い時期をいかに凌ぐかが勝負の分かれ目となりますが、敵のダイブやガンクに対して柔軟に対応できないと大きく不利になってしまいます。
特にキャリーがタワー下で孤立した状態は危険で、味方の助けが来るまでの間を耐えきるのは簡単ではありません。
プロテクトキャリー構成に最適なチャンピオン
プロテクトキャリー構成に適したチャンピオンは以下のような特徴を持っています。
- ハイパーキャリーを守るためのシールド、回復、CC能力を持つ
- 集団戦を有利に進められるようなイニシエート、ディスエンゲージ能力がある
- 序盤から中盤にかけてキャリーの弱い時期をカバーできる
- 後半戦でもキャリーをサポートし続けられる
それでは各レーン毎に、プロテクトキャリー構成に最適なチャンピオンを紹介していきます。
トップレーン
- Shen (シェン): スキルR(瞬身護法)でキャリーを守ることができます。さらにE(殺気駆け)のタウントで敵の動きを止めることも可能です。
- Ornn (オーン): 強力なイニシエートとディスエンゲージが可能となっています。アイテムをアップグレードしてキャリーを強化することも出来ます。
- Malphite (マルファイト): アルティメット(アンストッパブル・フォース)で敵をまとめてノックアップさせることが可能です。アーマーを積むことで物理ダメージを大幅に軽減できます。
ジャングル
- Ivern (アイバーン): ブッシュを設置することでキャリーの安全地帯を作ることが出来ます。シールドとルート(スネア)を持っています。
- Sejuani (セジュアニ): たくさんのCCを持っていて、仲間を守ることに特化しています。アルティメットスキル(グレイシャルプリズン)は敵をスタンし周囲もまとめてスロウ状態に出来ます。
- Zac (ザック): 遠距離からのイニシエートが可能となっています。パッシブで復活できるのでキャリーの盾になることができます。
ミッドレーン
- Orianna (オリアナ): シールドと移動速度があがるスキルを持っています。アルティメットスキル(ショックウェーブ)で一定範囲内の敵を引き寄せダメージを与えれるので集団戦を有利に進められます。
- Karma (カルマ): シールドと移動速度アップ効果を持つスキルが使えます。Qのポークで敵のHPを削っていくことも可能となります。
ボトムレーン(ADC)
- Jinx (ジンクス): パッシブ(超エキサイティン)が発動すると手が付けられないほど暴れ回ることが出来ます。範囲攻撃が強力なチャンピオンです。
- Twitch (トゥイッチ): Q(オイラだヨ!)のカモフラージュ状態から強力なガンクが可能となっています。アルティメットの範囲攻撃が脅威的になります。
- Kog’Maw (コグ=マウ): 攻撃速度が上がるほど火力がどんどん上がっていきます。後半戦最強のハイパーキャリーチャンピオンですが機動力がなさすぎるので味方が守ってくれないと終わりです。
サポート
- Lulu (ルル): シールド、回復、変身(ポリモーフ)、ノックアップを持っています。究極のキャリー支援特化型チャンピオンとなります。
- Janna (ジャンナ): アルティメットスキル(モンスーン)は回復とノックバックがあるので、敵のダイブを完璧に防ぐことができるポテンシャルがあります。
- Yuumi (ユーミ): 密着中は無敵で、ADCをシールドや回復で強化し続けることが可能となっています。
プロテクトキャリー構成の対処方法、カウンター
序盤から積極的に仕掛ける
プロテクトキャリー構成の弱点は序盤の弱さにあります。ハイパーキャリーが本領を発揮するのは試合の終盤なので、序盤から積極的に仕掛けて優位に立つことが大切となります。
レーンを押し込んだりガンクを仕掛けたりして、ハイパーキャリーが育つ前に試合を決めてしまいましょう。特に、ハイパーキャリーのレーンを集中的に攻めるのが効果的でしょう。
ハイパーキャリーを集中攻撃する
プロテクトキャリー構成の生命線はハイパーキャリーです。集団戦では最初にハイパーキャリーを集中攻撃して、早い段階で倒してしまうことができれば勝利に大きく近づことが可能です。
アサシン系のチャンピオンを編成に組み込むと活躍できるでしょう。ゼド、タロン、カタリナなどがおすすめです。
スプリットプッシュを仕掛ける
プロテクトキャリー構成はスプリットプッシュへの対応力が低いので、サイドレーンに強いチャンピオンを送り込んで各レーンを押し込むのが有効となります。
トリンダメア、ジャックス、フィオラなどのチャンピオンが適しています。相手がスプリットプッシュの対応に追われている間に、他のレーンを押し込んだりオブジェクトを取ったりしましょう。
ポーク系の構成で戦う
遠距離からスキルを当てて敵のHPを削るポーク系の構成も有効となります。ルシアン、ゼラス、ジグスなどのチャンピオンを中心に、ハイパーキャリーが戦線に出てこられないようにするのがポイントです。
集団戦をできるだけ避けながら、遠距離から少しずつダメージを与えていく戦い方を心がけましょう。
強力なイニシエートスキルを持つ構成で戦う
マオカイ、アムム、マルファイトなどのイニシエートが強力なチャンピオンを揃えるのも1つの手段です。
集団戦の初動でまとめてCCを決めることができれば、その隙にハイパーキャリーを倒すことが出来るでしょう。
しかしイニシエート後の立ち回りが重要となってくることから、チームでしっかりと連携を取る必要がでてきます。
早期決着を心がける
プロテクトキャリー構成は後半戦で真価を発揮する構成なので、早期決着を心がけることが大切となってきます。
序盤から積極的に仕掛けて優位に立って、そのままの勢いで押し切るのが理想的となります。
中でも、ファーストブラッドやファーストタワーを取ることができれば大きなアドバンテージになります。
まとめ
プロテクトキャリー構成はハイパーキャリーと呼ばれる強力なADCを中心に、チーム全体でそのキャリーを守りながら戦う方法です。
トゥイッチ、コグマウ、ジンクスなどの後半戦で圧倒的な火力を発揮するチャンピオンがハイパーキャリーに適していると言えます。プロテクトキャリー構成の重要なポイントは以下の通りです。
- ハイパーキャリー以外の4人のチャンピオンは、CCやシールド、回復スキルを駆使してキャリーを守ることに専念する
- トップにはグローバルアルティメットを持つタンク、ジャングルにはCCを多く持つチャンピオン、ミッドにはシールドや速度上昇スキルを持つチャンピオン、サポートにはキャリーを守れる特化型のチャンピオンが適している
- 集団戦が勝負の鍵を握るため、キャリーを生かしながら優位に進めることが重要
- キャリーが早い段階で倒されてしまうと、チームの戦力が大きく落ちてしまうリスクがある
プロテクトキャリー構成のメリットとしては、後半戦での圧倒的な強さ、序盤のリスクを最小限に抑えられること、集団戦に特化した編成であることが挙げられます。
デメリットとしては、編成の自由度が低いこと、キャリー頼みの脆さ、スプリットプッシュへの対応力の低さ、序盤の立ち回りが難しいことなどがあります。
プロテクトキャリー構成に対処するためには、以下のような方法が効果的となります。
- 序盤から積極的に仕掛けて優位に立つ
- 集団戦ではハイパーキャリーを集中攻撃して早期に倒す
- スプリットプッシュを仕掛けて各レーンを押し込む
- ポーク系の構成で遠距離からダメージを与える
- 強力なイニシエートスキルを持つ構成で集団戦の初動を制する
- 早期決着を心がけて序盤から優位に立つ
プロテクトキャリー構成は後半戦での圧倒的な強さが魅力的な構成ですが、序盤の立ち回りの難しさやキャリー頼みの脆さなどの弱点もあります。
相手の編成に応じて柔軟に対応できるようにプロテクトキャリー構成の特徴をしっかりと理解して適切な対処法を実践することが重要になってきます。
ドラフトの段階から編成の自由度が低いことを覚えておきつつ、チームで連携を取りながら戦うことが求められるでしょう。
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