【LoL】スワップ(Swap)とは 意味や種類の解説【用語】

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League of Legends(LoL)のプレイヤーの皆さん、チーム戦略に悩んでいませんか?「スワップ」という戦術をマスターすれば、あなたのゲームスキルがものすごく良くなる可能性があります。

この記事では、スワップの意味、ピック順スワップ、レーンスワップ、そしてロールスワップについて詳しく解説していきます。

スワップを使った戦術を理解し実践することによって不利なマッチアップを回避しながらチーム構成を最適化し、さらには予想外の展開で相手をコントロールすることができます。

この記事を読んだ後、あなたはより戦略的なプレイヤーになれるでしょう。チームメイトとの連携が強化され、ランクゲームでの勝率アップも期待できます。

ですが、スワップを使った戦略を知らないままだと相手の予想外の動きに思うがままにされてしまい勝機を逃してしまうかもしれません。

この記事を通してスワップ(Swap)に関する知識をつけてしっかり理解してゲームを楽しみましょう。

目次

スワップ(Swap)とは

League of Legends(LoL)において、「スワップ」(英語: Swap)とは、主に以下の意味で使用される用語となっています。

  1. チャンピオン選択時のピック順の交換
  2. ゲーム中のレーンの交換
  3. チーム内での役割(ロール)の交換

スワップは、ゲームの戦略的要素を高めてチームの柔軟性を向上させる大事な考え方です。それぞれのタイプのスワップについて、詳しく見ていきましょう。

ピック順スワップの解説

チャンピオン選択フェーズでは、プレイヤーは特定の順番でチャンピオンを選択します。この順番を「ピック順」と呼びます。ピック順のスワップとは、チームメイト同士でこの選択順を交換することを言います。

この機能の主な目的は、プレイヤーがより有利な状況でチャンピオンを選択できるようにすることです。

ピック順のスワップの目的

カウンターピックの機会を得る

ピック順のスワップの最も大事な目的の1つは、カウンターピックの機会を最大化することになります。

特にトップレーンやミッドレーンのプレイヤーにとって、この機能はとても効果的です。このレーンでは、1対1でのレーン戦が長く続くので、チャンピオン選択が試合の展開に大きな影響を与えます。

例を挙げると、トップレーナーが最初のピック順になった場合、相手チームに簡単にカウンターされてしまう可能性があります。

ですが、ピック順を交換することで、相手のピックを見てから自分のチャンピオンを選択できるようになります。これによって、不利なマッチアップを避けつつ、より有利な状況で試合に臨むことができます

チーム構成の最適化

ピック順のスワップは、チーム全体の構成を最適化する上でも大切な役割を果たします。

例えば、特定のチャンピオンが現在のメタで強力である場合、チームはそのチャンピオンを早めにピックしたいと考えるかもしれません。

この場合、ピック順を交換することで、優先度の高いチャンピオンを早めに選択し、相手チームに取られるリスクを減らすことができるわけです。

さらに、チームの戦略に基づいて特定のレーンの組み合わせを作りたい場合にも、この機能は有効となります。

例を挙げると、ボットレーンのADCとサポートの組み合わせを最適化するために、ピック順序を調整することができます

臨機応変なチャンピオン選択

ピック順のスワップは、臨機応変なチャンピオン選択を可能にします。

例えば、複数のレーンでプレイ可能なチャンピオンを選択する場合はピック順を交換することで相手チームを混乱させることができます。

こうすることで、相手チームが適切なカウンター策を立てるのを難しくして、試合開始時からメンタル面で有利になることが可能です。

トロールや有害な行動の減少

ピック順序交換機能は、チーム内のもめ事を減らし、トロールや有害な行動を防ぐ効果もあります。

以前は、希望のピック順序を得られないプレイヤーが不満を感じてチームメイトに対して攻撃的な態度を取ることがありました。

ですが、この機能によってプレイヤーは自分の希望するピック順序を交渉できるようになり、チーム内のコミュニケーションが改善されました

戦略的な要素の追加

ピック順序交換は、チャンピオン選択フェーズに新たな戦略的な要素を追加します。

プレイヤーは単にチャンピオンを選ぶだけでなく、チームメイトとのコミュニケーションを通じて最適なピック順序を決定する必要があります。

こうなると、ゲーム開始前から戦略的な思考が求められ、より高度な駆け引きが可能になります。

レーンスワップの解説

レーンスワップは、リーグ・オブ・レジェンド(LoL)のにおいて大事な戦略の1つです。この戦術は、通常のレーン配置を変更することで、ゲームの展開に大きな影響を与えます。

レーンスワップの主な目的

不利なマッチアップの回避

レーンスワップの一番一般的な目的は、不利なレーンマッチアップを避けることです

例えば、ボットレーンのADCとサポートが強力な敵のデュオレーンに対して弱い場合はトップレーンやミッドレーンに移動することで、この不利な状況を回避できます。

これによってADCは安全にファームして、後半戦に向けて準備することができます。

チーム全体を素早く強化する

レーンスワップは、特定のチーム構成を早い段階で強化するために行われることがあります

例を挙げると、中盤のパワースパイクを持つチーム構成の場合はレーンスワップによって早い段階でタワーを破壊し、グローバルゴールドを獲得することで、そのパワースパイクに向けた成長を加速させることができます。

特定のプレイヤーの成長を遅らせる

レーンスワップは、敵チームの特定のプレイヤー(多くの場合、トップレーナー)の成長を抑制するために使用されることがあります

相手にとって不利な状況を作り出すことで、そのプレイヤーのCS(クリープスコア)を制限し、経験値の獲得を遅らせることが可能となります。

キャリーを成長させる

レーンスワップは、ADCなどのキャリーチャンピオンに単独レーンの経験値を与え、対戦相手よりも早く成長させるために行われることがあります

こうすることで、チームの主要なダメージディーラーが相手よりも早くパワースパイクを迎えることができます。

タワーを素早く破壊

レーンスワップの大事な目的の一つは、素早くタワーを破壊し、グローバルゴールドを獲得することになります。これによって、チーム全体の成長が加速して中盤以降の戦いに向けて有利な立場を築くことができます。

柔軟な戦略

レーンスワップは、チームに柔軟な戦略を提供することになります。予期せぬレーン配置の変更は、敵チームの準備を狂わせれるので有利な状況を作り出すことができます。

そして、ピック段階で予想される不利な状況を、ゲーム開始後に調整する手段としても機能します。

弱点の隠蔽

レーンスワップは、チームの弱点を隠蔽するために使用されることがあります。例えば、特定のレーンで明らかに不利なマッチアップがある場合、レーンスワップによってその弱点を最小限に抑えることができます。

予測できない状況を作り出す

レーンスワップは、ゲームで予測できない状況を作り出すことが可能です。これによって敵チームは常に適応を強いられ、準備していた戦略を変更せざるを得なくなる可能性があります。

ロールスワップの解説

ロールスワップとは、プロプレイヤーが従来のポジションから別のポジションに移行することを言います。

これは単なるチーム内での役割変更以上に、プレイヤーのスキルセットや戦略的思考の大幅な変更を必要とする重要な決断となります。

ロールスワップにはいろいろな理由があります。チームの強化、個人の成長、メタゲームの変化への適応などがあります。

成功すれば、チームに新たな活力をもたらし、予想外の戦略を生み出す可能性があります。そんな中、失敗すれば個人のキャリアやチームの成績に大きな影響を与える可能性もあります

ロールスワップが成功した事例

プロシーンでは、いくつかの印象的なロールスワップの成功例があります。

Perkz

Luka “Perkz” Perkovićは、おそらく史上最も成功したロールスワップを成し遂げました。彼は2019年、ヨーロッパ最高峰のミッドレーナーの地位を捨て、ボットレーンに転向しました。

この大胆な決断は、彼のキャリアに新たな輝きをもたらしました。Perkzは新しいポジションで世界最高峰の選手の1人となり、数々の大会で優勝を果たしました。

CoreJJ

Jo “CoreJJ” Yong-inもまた、印象的なロールスワップを成功させた選手の1人ですCoreJJはADCからサポートに転向し、2017年には世界選手権で優勝を果たしました。

CoreJJの例は、適切なタイミングと環境があれば、ロールスワップが選手のキャリアを大きく飛躍させる可能性があることを示しています。

Ambition

Kang “Ambition” Chang-yongは、ミッドレーンからジャングルへと転向し、成功を収めた選手です。Ambitionの例は、テクニックの高さと優れたゲーム理解力があれば、全く異なるロールでも活躍できることを証明しています。

ロールスワップが失敗した事例

過去に起きた代表的なロールスワップの失敗例について紹介していきます。

XDG Gamingの悲劇

XDG Gaming(旧Vulcun)のケースは、ロールスワップの失敗が招いた最も悲惨な結果の一つとして知られています。

2014年のシーズン開始前、チームはジャングラーのXmithieとADCのZunaのポジションを入れ替えるという大胆な決断を下しました

この決定の背景には、Zunaのポジショニングの問題を解決してチーム全体のパフォーマンスを向上させるという狙いがありました。しかし、結果は惨憺たるものでした。

  • Xmithieは、それまで築き上げてきたジャングラーとしての実力を十分に発揮できませんでした。
  • Zunaも、ジャングラーとしての経験不足から、チームに貢献することができませんでした。
  • チーム全体の連携が乱れ、以前の強さを完全に失ってしまいました。

この失敗の結果、XDG Gamingは2014年春季スプリットで最下位に沈み、最終的にはLCSから降格してしまいました。このケースは、十分な準備や検討なしにロールスワップを行うことの危険性をありのままに示しています。

KiWiKiD

Team Dignitasの選手、KiWiKiDのケースも、ロールスワップの難しさを物語っています。KiWiKiDは元々トップレーナーでしたが、2013年12月にサポートへと転向しました

しかしこの転向には以下のような問題がありました。

  • トップレーンでの経験は豊富でしたが、サポートとしての専門知識が不足していました。
  • レーン戦やマップコントロールなど、サポート特有のスキルの習得に時間がかかりました。
  • チームメイト、特にADCとの連携を一から構築する必要がありました。

結果として、KiWiKiDのサポートへの転向は期待されたほどの成果を上げることができませんでした。このケースは、ロールスワップには十分な練習期間と適応力が必要であることを示しています。

Rhux

2013年4月、Team CurseはRhuxをトップレーナーからサポートへと転向させました。この決定は、チーム内のわだかまりを解消してプレイオフでの成績向上を狙ったものでした。

ですが、この試みは以下の理由から失敗に終わりました。

  • Rhuxは突然のポジション変更に十分に対応できませんでした。
  • サポートとしての経験不足が、重要な試合で露呈しました。
  • チームの連携が乱れて予想外の敗北をしてしまいました。

結果として、Team Curseはプレイオフで4位に終わり、期待されていたLCSタイトルの獲得には至りませんでした。この場合は、大事な試合の直前にロールスワップを行うリスクを示しています。

まとめ

  • チャンピオン選択時のピック順交換は有利なマッチアップの確保や、チーム構成の最適化に活用
  • ゲーム中のレーン交換は不利な状況の回避や、特定のプレイヤーの成長を早めるのに効果的
  • チーム内での役割(ロール)交換はプレイヤーのスキルセット拡大や、チーム戦略の多様化に貢献

こういったスワップは、ゲームの展開に大きな影響を与えてチームの柔軟性を高めます。ピック順スワップでは、カウンターピックの機会を獲得したりチーム構成の最適化が可能となり、レーンスワップでは不利なマッチアップの回避や特定プレイヤーの成長を早めることが実現します。

そんな中、ロールスワップは、PerkzやCorJJのような成功例がある反面、XDG Gamingの事例のように失敗のリスクも高いです。成功には十分な準備と適応力が必要になってきます。

結論として、スワップはLoLにおいて戦略的にとても大事な要素であり、適切に活用することでチームの競争力を大幅に改善させることができます。

ですが、特にロールスワップに関しては慎重な判断が必要になってきます。プレイヤーとチームの状況をしっかりと考えて、適切なタイミングでスワップしなければなりません。

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