라인전(ラインジョン)は韓国語で「レーン戦」を意味するゲーム用語です。
主に「리그오브레전드」(リグオブレジョンドゥ、略して롤=ロル)で、試合序盤の「自分の持ち場で相手と向き合う時間」を指して使います。
この記事では意味や読み方、時間の目安、勝ち負けの考え方、会話で使える例文まで、順番にお話ししていきます。
韓国のゲーム配信や動画を見ていると、「라인전」という言葉がびっくりするほど頻繁に出てきますよね。
辞書には載っていないことも多くて「結局どんな場面で使うの?」とモヤモヤした経験はありませんか?私もそのひとりでした。
ここを読み終えるころには配信の実況が前より聞き取りやすくなっていると思います。
라인전とは?意味をやさしく整理
ここでは라인전がどんな状況を指す言葉なのかを、ゲームに詳しくない方にもわかる形で説明します。
持ち場で育ちながら戦う序盤の時間
League of Legends (리그 오브 레전드)の戦場は탑(トゥ=上)、미드(ミドゥ=中央)、바텀(パトム=下)の3本の道に分かれています。
ここに、道を持たず森を動く정글(ジョングル)が加わり、持ち場は全部で4種類です。
라인전は、各チャンピオンがそれぞれの道で成長していく過程そのものを指します。
イメージしやすいように言うと「試合が本格的な集団戦に入る前の、準備運動兼、勝負の下地づくりの時間」でしょうか。
日本語のゲーム用語なら「レーン戦」がいちばん近い言葉だと思います。
라인전を「した」と言えるのはどんなとき?
道の上で相手と向き合い、倒しあったり、敵の小さな手下(미니언=ミニオン)を倒して稼いだりしているあいだはすべて라인전です。
そのため、「今は라인전中だよ」と言えば、「まだ集団戦には入っていなくて、各自が持ち場にいる状態だよ」というニュアンスになります。
英語圏では同じ状態を「laning phase」と呼んでいて正確に対応している概念です。
日本のプレイヤーが言う「レーン戦」ともほぼ同じ意味なので、他の言語のゲーム用語を知っている方ならすぐ馴染めるはずです。
「負けた」が指すのは相手との戦いの結果
韓国のゲーム用語の解説では、라인전の「라인」は、手下が進む「道筋」のほうの意味だと整理されています。
ですから「라인전을졌다」と言えば、道の上で相手と戦って負けた、という意味になります。
この「負けた」は必ずしも倒された回数だけの話ではありません。
そのあたりは、勝ち負けの基準の部分でしっかり掘り下げますね。
語源と読み方をカタカナで確認
ここを読むと라인전をハングルで読めなくても、自然な音で口に出せるようになります。
라(ラ)+인(イン)+전(ジョン)
라인전は3つの音節に分けられて、「ラ」「イン」「ジョン」と読みます。
カタカナで書くと「ラインジョン」です。
ちなみに「전」を「チョン」と書く本が多いのですが、この言葉の場合は「ジョン」のほうが実際の音に近いと思います。
ハングルの「ㅈ」は語頭では無気音(息の弱い「チ」に近い音)、語中の有声音に挟まれた場所では濁って聞こえる性質があるためです。
라인전の「전」は「인」(ㄴ)の直後に来る位置なので、濁った「ジョン」に近づくというわけですね。
細かい発音のゆらぎまで検証したわけではありませんが私の耳にはそう聞こえています。
漢字で考えるとスッと入る
라인は英語の「lane」(道、レーン)に由来するハングル表記です。
「line」だと思い込んでいる人も多いのですが、元の綴りは「lane」で、競泳の「1番レーン」と同じ単語です。
そして전は漢字語の「戦」にあたります。
つまり「レーン」+「戦」で、そのまま「レーンでの戦い」。
漢字を知っている日本人にとって韓国語の漢字語はこういうところが心強いですよね✨
시간の目安 どこからどこまでが라인전?
ここでは試合が始まってから何分ごろまでを라인전と呼ぶのか、数字を交えて整理します。
目安は序盤の約10分から20分
結論から言うと라인전の長さに厳密な決まりはありません。
解説には「最初の10分から15分ほど」とするものが多く、プレイヤーの感覚では「15分から20分」と見る人もいます。
なので、おおよそ10分から20分の幅で捉えておくのがいちばん無難です。
チーム向けの解説には手下が最初に現れる1分05秒から、最初の砲台(포탑=ポタプ)の外装が割れる14分ごろまでを目安とするものがありました。
数字で線を引いてもらうと頭に入りやすいですね。
終わりのサインは「人が持ち場を離れ始めること」
英語圏の掲示板では最初の砲台が壊れるまでを라인전と呼ぶ意見があります。砲台を壊した側がその後マップを動き回って優位を活かすためです。
私の考えでは時間よりも「みんなが持ち場から離れ始めたら終わり」と覚えるほうが実用的です。
だって、分数は試合ごとに前後しますよね。
誰かが中央に集まり、チームで動くようになったら라인전は終了。
そう割り切ると実況を聞いていても迷いません。
라인전が重要視される理由
ここを読むと韓国のプレイヤーがなぜこの言葉を頻繁に口にするのか、その背景が見えてきます。
中盤以降の集団戦は序盤の成長で決まる
韓国のコミュニティでは、「ゲームの中盤から後半は集団戦で始まり、集団戦で終わる」と説明されます。
そして集団戦に勝つには各チャンピオンの成長具合と主力アイテムの有無が最も大切で、라인전で失敗すると集団戦でも活躍しにくくなる、という理屈です。
要するに、序盤の差が中盤以降の貢献度に直結するということですね。
スポーツで言えば試合前半の失点が後半の戦い方まで縛ってしまう感じに近いと思います。
唯一「自分で決められる時間」という見方
もうひとつ、印象的だった視点があります。
라인전は試合の中でほとんど自分でコントロールできる唯一の時間帯だという考え方です。
集団戦に入ると状況が一気に混乱して、横から奇襲されただけでそれまでの良い判断が台無しになるからです。
細かいデータを取ったわけではないのであくまで仮説ですが、ここに韓国の人が라인전の勝ち負けにこだわる気持ちの根っこがある気がします。
運の入り込む余地が少ない分、実力差がはっきり出てしまうんですよね。
初心者がつまずきやすい理由
初心者向けの解説では、「相手を倒すことより、死なずに手下を倒して育つことから練習しよう」と勧められています。
つい相手を倒しに行きたくなりますが라인전の本来の目的は成長です。
ゴールドと経験値を稼ぎ、相手の成長を遅らせることと整理する人もいます。
라인전の「勝ち」の基準は人によって違う
ここでは「라인전に勝った」と言える状態がどういうものなのか、韓国のプレイヤーが挙げる3つの基準を確認します。
よく挙がる3つの判断材料
韓国の大手ゲーム掲示板に「라인전을이긴다는기준이뭐냐」(ラインジョヌルイギンダヌンキジュニムォニャ=라인전に勝つ基準って何?)という投稿があり、そこで挙がった答えは次の3つでした。
- 相手を単独で倒す
- 相手より手下を多く倒している
- 手下の数は劣っていても、道を押して主導権を握り、味方のジャングラーを楽にさせる
倒した回数だけでは決まらない
意外ですよね。
「倒した人が勝ち」と考えがちですが、別の解説では
「라인전の相性は、単独で倒したかどうかでは決まらない。手下を倒すときに相手から受ける圧力の大きさが問題だ」
と整理されています。
同じ掲示板には
「ダメージの交換では自分が優勢なのに、手下の数では相手が大きく上回っていて、負けている気分になる」
という悩みも書き込まれていました。
つまり、絶対的な物差しはなくて何を重視するかで感じ方が変わるんです。
私なりの整理:「数字派」と「圧力派」
細かく検証したわけではありませんが、私は라인전の勝敗観を2つに分けて考えています。
手下の数や倒した回数で測る「数字派」と相手を下がらせて主導権を握れたかで測る「圧力派」です。
配信で解説者が「라인전은이겼어요」と言うとき、ほとんどの場合は圧力派の意味で使っている気がします。
ここは憶測ですが数字だけで勝敗を決めると、強いチャンピオンの立ち回りを説明しにくいからなのかなと思っています。
라인전の使い方と例文(カタカナ付き)
ここでは会話やコメントですぐ使える例文を、読み方つきで紹介します。
基本の文型
라인전は名詞なので「~が」「~で」「~を」といった助詞をつけて動詞と組み合わせます。
以下の例文は私が意味を確認するために作ったものです。
- 라인전이너무힘들어요.(ラインジョニノムヒムドゥロヨ=レーン戦がとてもきついです)
- 라인전에서이겼어요.(ラインジョネソイギョッソヨ=レーン戦で勝ちました)
- 라인전졌어요.(ラインジョンチョッソヨ=レーン戦に負けました)
- 초반라인전이중요해요.(チョバンラインジョニチュンヨヘヨ=序盤のレーン戦が大事です)
- 라인전만잘하면게임이쉬워져요.(ラインジョンマンチャラミョンゲイミスィウォジョヨ=レーン戦さえ上手くいけば、ゲームが楽になります)
勝ち負けを表す動詞
勝つは「이기다(イギダ)」、負けるは「지다(チダ)」を使います。
「라인전을이긴다는기준」(レーン戦に勝つ基準)のように、「~을/를이기다」の形で自然に使われています。
また、「라인전을졌다」という言い方も実際に見られます。
「~에서」と「~을/를」のどちらが自然かについては、細かい使い分けまで自信を持てているわけではありません。
ただ、どちらも会話で通じるので最初はあまり気にしなくていいと思います。
初心者向けの話題でよく見る形
初心者向けの話題では「초보는왜항상라인이밀릴까?」(チョボヌンウェハンサンライニミルリッカ=初心者はなぜいつも道が押されるの?)のように、라인전の悩みが定番のテーマになっています。
この手の見出しを見かけたら「序盤の戦いの悩み相談だな」と思って読むとスムーズです。
学習のコツ 롤と一緒に覚える
ここを読むと라인전を韓国語の学習に活かすためのコツがわかります。
롤(ロル)とセットで覚える
韓国では「리그오브레전드(League of Legends)」を略して「롤」と呼ぶのが一般的です。
라인전はこのゲームの話題で特によく目にする言葉なので、セットで覚えると配信や動画の内容が追いやすくなります。
実況の「라인전끝」を聞き取る練習
おすすめなのは韓国語の試合実況を流し、「라인전(ラインジョン)」という音が聞こえるタイミングをメモする練習です。
実況者がいつ、どんな状況でこの言葉を口にするのかを確認すると、10分から20分という目安の感覚が体でつかめます。
私は勉強というより「聞き取りゲーム」くらいの気持ちで続けるほうが、長続きしました😊
まとめ
- 라인전(ラインジョン)は「レーン戦」を意味する韓国語のゲーム用語です。
- 라인は英語の「lane」、전は漢字の「戦」にあたります。
- 主に롤(ロル)の試合序盤、各持ち場で相手と向き合いながら育つ時間を指します。
- 時間の目安は約10分から20分。持ち場を離れる人が増えたら終了のサインです。
- 勝ち負けの基準は、単独で倒す、手下の数、主導権の3つがよく挙がり、人によって重視する点が違います。
- 使うときは「라인전이힘들어요」「라인전에서이겼어요」のように、助詞と動詞を組み合わせます。
まずは「ラインジョン」という一語を、耳で覚えるところから始めてみてくださいね。
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