「데스」の意味は使われる場面によって大きく3つに分かれます。
1つ目は日本語の「です」をハングルで書いた音、2つ目は英語のdeath(死)、3つ目はゲーム用語のデスです。
この記事を読めばどの「데스」がどんな意味なのか、場面ごとにどう見分けて使えばいいのかがわかります。
韓国語のドラマやゲーム、SNSで「데스」を見かけて「これ、どういう意味?」と引っかかった方は多いと思います。
私も最初は日本語の「です」なのか、英語の「death」なのかぱっと判断できませんでした。
実は両方あってさらにゲームの世界では別の使われ方まであるんです。
데스の意味は大きく3種類あります
ここでは「데스」が指す3つの意味を先に整理します。ここを読むと、体像がつかめます。
日本語の「です」を韓国語表記にした音
いちばん多く目にするのは、日本語の「です」をハングルで書いた「데스」だと思います。
韓国語の学習サイトでは、데스(です)の意味は「〜입니다(〜です)」と説明されています。
「だ」の丁寧な形で初対面の人や目上の人、お客さんに使える安全な言い方だそうです。
韓国語に置き換えるなら、「〜입니다」や「〜이에요」にあたります。
たとえば「저는회사원입니다」にあたる日本語は「私は会社員です」です。
ハングルで音を書くと「와타시와카이샤인데스」のようになります。
英語のdeathを音写した「데스」
2つ目は英語の死を意味するdeathです。
韓国語では「데스」と書いて、ゲームのキャラクター名や、デスメタル、デスマッチのような言葉の頭につきます。
韓国のウィキには死神の「데스(Death)」というキャラクターや、アメリカのデスメタルバンドなど、同じ表記の項目がたくさん並んでいます。
ですから、「데스」だけを見てもどちらの意味かは判断できません。
前後に何が書いてあるかで決まります。
ゲーム用語としての「데스」
3つ目はゲームです。
KDAという指標は、キル(Kill)、デス(Death)、アシスト(Assist)の頭文字を取ったもので、敵を倒した数がキル、倒された回数がデスです。
この場合の「데스」は、やられた回数」を指す、わりと素直な意味になります。
「です」としての데스の使い方
ここでは日本語の「です」にあたる「데스」の文法と注意点を見ていきます。ここを読むと「です」と「ます」を取り違えずに済みます。
名詞のあとにつくのが基本
「です」は基本的に名詞のあとにつけて「〜です」と丁寧に言い切る形です。
「だ」を「です」に変えるだけで丁寧語になるので、とても使いやすい形だと思います。
動詞の場合は「ます」を使います。
韓国語の解説でも動詞には「합니다/습니다」にあたる「마스」を使うと整理されています。
ここは混同しやすいので注意したいところですね。
疑問や過去、否定の形
形のバリエーションも簡単にまとめておきます。
- 疑問は「ですか」で「〜ですか?」の意味です。
- 過去は「でした」で「〜でした」の意味です。
- 否定はくだけた丁寧語なら「じゃないです」、改まった形なら「ではありません」です。
文末に「ね」をつけると軽い同意の確認、「よ」をつけると強い主張になります。
たとえば「そうですね」は、相手に同意するときの定番の言い方です。
「〜입니다」と必ずしも一致しない点
注意したいのは、「です」がいつでも「〜입니다(イムニダ)」と訳せるわけではないことです。
韓国のウィキには、「〜합니다(ハムニダ)」の意味になる場合もあると注記されています。
私の見立てでは日本語の「です」は話し手の立場や状況を含んだあいまいな表現なので、1対1で対応させるのが難しいのだと思います。
あくまで個人的な考察ですが。
deathとですの言葉遊び
ここでは発音が似ていることから生まれた、ちょっとおもしろい話を紹介します。
ここを読むと、「데스」をめぐる文化的な背景が見えてきます。
韓国語では同じ表記になるのが発端
death(죽음)と「です」の発音が重なることから、言葉遊びが生まれたとされています。
この言葉遊びは翻訳者泣かせの代表例とまで書かれています。
厳密に言うと、発音は別物です。
deathのthは歯の間から出す音で、韓国語にも日本語にもその音がないため、どちらも「스」「ス」と表記されます。
日本人の多くは「です」を、語尾の母音が弱まって「des」のように発音することも説明されています。
海外のネットミーム
英語圏では語尾に「desu」を連発する話し方をネタにする文化があります。
4chanから広まったネタで、『ローゼンメイデン』の翠星石がその元祖になったと言われています。
ただ、英語圏には語尾の文化が薄いので翻訳では特別扱いされなかったそうです。
実際に『魔法少女育成計画』シリーズの韓国語版では、キャラクターの語尾が「die」と訳された例があります。
一方で、外国人キャラクターの語尾には別の訳がつけられていて訳し方がバラバラなのがわかります。
「テスヒョン」と間違えるおもしろさ
ちなみに、韓国の学習ブログには、「です形」を説明するときに「テスヒョンではありません」と冗談を入れているものもありました。
ナ・フナ氏の曲名「テスヒョン」を思い浮かべるのでしょう。
こういう遊び心は韓国のネット文化らしくて親しみやすいですよね。
ゲームで使う데스の意味
ゲーム好きの方にいちばん関係があるのがこのパートだと思います。ここではゲームでの「데스」の使い方を整理します。
KDAの計算方法
KDAはキルとアシストを足して、デスで割った値のことです。
たとえば5キル2デス5アシストなら、10を2で割って5.0になります。
デスが少ないほど数値が上がるので、「死なないこと」が大事な指標だとわかります。
デスが0の場合は、割り算ができません。
この場合はデスを1として扱うか、「パーフェクト」と表記する仕組みがあるとされています。
デスカウントという仕組み
韓国のオンラインゲーム「メイプルストーリー」には、デスカウント(略して「데카」)という言葉があります。
かつては1度死んだらそこで終わりという場面もありましたがデスカウントが導入されてからは、残り回数がある限り倒されても挑戦を続けられるそうです。
この回数はボスごとに違います。
ファイナルファンタジーの魔法「デス」
もうひとつ、RPGの「데스」もあります。
確率で相手を即死させる魔法ですでに死んでいるアンデッド系には効かないとされています。
個人的には、こういう「即死系」は味方が使うと当たらず、敵が使うと怖いという印象があって、ゲーマーの間でも話題になりやすい気がします。
実際の場面で迷わない見分け方
最後に「데스」を見かけたときの判断のコツをまとめます。ここを読むと迷ったときの確認の順番がわかります。
周りの言葉を見る
判断の目安は次の3つです。
- 日本語やアニメの話題の中にある場合は「です」の可能性が高いです。
- ゲームの成績や戦績の話なら、「やられた回数」のデスです。
- 「데스메탈」のように別の言葉がくっついているなら、英語のdeathです。
ここまでは私の整理ですが実際にはどれかに当てはまることがほとんどだと思います。
気をつけたいこと
「데스」は場面によっては不吉に聞こえることがあります。
deathが由来の言葉だからです。
たとえばSNSで日本語の「です」のつもりで使うと韓国の方が「死」を連想する可能性も、なくはないかもしれません。
これはあくまで憶測ですけどね。
韓国語で「です」にあたる丁寧な言い方を使いたいなら「〜입니다」や「〜이에요」を使う方が自然でしょう。
「데스」は日本語の音をそのまま写したいときに限って使うのが無難だと感じます。
まとめ
- 「데스」は日本語の「です」、英語のdeath、ゲーム用語のデスの3種類がある。
- 「です」としての意味は「〜입니다」で丁寧に言い切る形である。
- 「です」は名詞のあとにつき、動詞には「ます」を使う。
- deathと「です」の発音の重なりから、言葉遊びやネットミームが生まれた。
- ゲームではKDAやデスカウントなど、「やられた回数」の意味で使われる。
- 迷ったときは前後の言葉と話題から判断する。
「데스」は短い言葉なのにいろいろな顔があっておもしろいですよね。
次に目にしたときはどの意味か、ぜひ当ててみてくださいね😊
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