この記事を読めばなぜFakerが「eスポーツ界のマイケル・ジョーダン」と世界中から言われるのか、その実績と人間性のすべてがわかります。
LoLをちょっとかじった人から長年のファンまで「そういうことか!」となっとくできるようにまとめました。
Fakerってそもそも誰?
韓国・ソウル出身のプロゲーマー、イ・サンヒョク選手のことです。
ゲーム内の名前は「Faker(フェイカー)」、または配信中によく使うサモナーネーム「Hide on bush」でも知られています。
1996年5月7日生まれで2013年にチームT1(当時SKT T1)からプロデビュー。
それから12年以上、一切のブランクなしに世界トップクラスで戦い続けているというeスポーツ史上でも類を見ない選手です。
CNNはFakerを「リーグ・オブ・レジェンドの神、eスポーツ界のマイケル・ジョーダン」と表現しました。
バスケ界最高峰の選手と同等の文脈で語られる。これだけでその異次元ぶりが伝わると思います。
数字で見る圧倒的な実績
実績を並べると他の選手との差がくっきりわかります。
| 大会 | 成績 |
|---|---|
| LoL World Championship | 5回優勝(歴代単独最多) |
| MSI(国際大会) | 2回優勝 |
| LCK(韓国プロリーグ) | 10回以上優勝 |
| アジア大会(eスポーツ) | 金メダル |
LCKでの通算成績は1008試合671勝337敗、勝率66.6%、KDA4.2という数字が残っています。
LoL Worldsは2013年、2015年、2016年、2023年、2024年と5度制覇しており、2回以上優勝した選手は世界にFakerだけです。
さらに12年のキャリアで9回もWorldsのベスト4に進出しているという事実も、常軌を逸した継続力を示しています。
デビュー初日からすでに伝説だった
「最初からすごかったのでは?」と思う人もいるかもしれませんが実際その通りです。
2013年のデビュー戦、Fakerは当時の韓国最強ミッドレーナーのひとりであるAmbitiion選手と激突。
なんとそのゲームで6/0/7というスコアを叩き出しソロキルまで決めてしまいました。
新人の初試合でその国のトッププレイヤーをソロキル、というのはLoLの歴史でも語り継がれるエピソードです。
さらに韓国サーバーでランク戦を始めてからサーバー内1位の「チャレンジャー」に一気に駆け上がったというエピソードも有名です。
普通のプレイヤーが何年かけても届かないランクに、ほぼノンストップで到達してしまうあたりにセンスの次元が違うことを感じます。

なぜ12年も「最強」でいられるのか
ここが最も重要な問いかもしれません。
LoLというゲームはパッチのたびにメタ(強い戦術の流行)が変わり、毎年のように新世代の天才プレイヤーが台頭してきます。
それでもFakerがトップに居続けられる理由は技術の高さだけでなく、ゲームへの理解と適応力の速さにあると多くの専門家が指摘しています。
2023年のWorlds優勝時、Fakerが2013年に初優勝した際のチームメイトたちは、すでに引退した選手も多い中、Fakerだけが現役で同じ舞台に立ち続けていました。
チームメイトのZeus、Oner、Gumaなどは「Fakerが最初にWorldsで優勝したとき、自分たちはまだ9〜10歳だった」とコメントしており、まさに時代を超えた存在であることが伝わります。
2024年にさらに記録を塗り替えた
2024年のWorlds決勝ではT1がBilibili Gamingを3-2で下し、2連覇・通算5回目のWorlds優勝を果たしました。
この時点でFakerは28歳。多くのプロゲーマーがピークを過ぎるとされる年齢でさらに記録を更新してみせました。
試合後のインタビューでFakerは「来年は優勝までの過程も満足できるものにしたい」と語っていて勝利に満足することなく次を見ている姿勢は、さにトップアスリートのメンタリティそのものです。
まとめ
- Fakerは2013年デビューから現在まで12年以上、T1のミッドレーナーとして世界の頂点で戦い続けている
- Worlds5回・LCK10回以上・MSI2回とすべての記録で他の追随を許さない圧倒的な実績を持つ
- デビュー初試合からソロキルを決め、サーバー内1位のチャレンジャーに即座に到達した生来の才能
- 毎年変わるゲームメタへの適応力と、勝利後もさらなる高みを目指すメンタルが長期君臨の理由
- CNNをはじめ世界メディアが「eスポーツ界のマイケル・ジョーダン」と称するほどの影響力を持つ
まずはFakerが活躍するT1の試合を一本観てみてください。
LoLのルールをよく知らなくても彼のプレイの「何かが違う」感覚はきっと伝わるはずです。
Worlds 2024の決勝ハイライト動画がYouTubeで無料公開されているので、そこから入るのがおすすめです。
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